【弱ペダ】私の彼氏は彼氏じゃない ２【御堂筋翔】

新庄 三咲 ページ3

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京都で再会したあの人。





「・・えっと・・・××"さん"・・」





私のことを・・・全く覚えていなかった・・・・。





「・・・ごめん・・。あの・・俺・・・他に好きな人が」





それが悲しくて・・・それと同時にあの人が向ける"あの子"への思いに苛立った。





ただの八つ当たりだと、早く気付いていればよかった。





私は"あの子"へ嫌がらせのようなことをしていた。





冷静に・・なんてなれなかった。





どうして私は報われないのか。





"あの子"は特別な存在で





"私"は眼中にもない存在だった。





ただそれだけのことなのに・・・・





やがて"あの人"の気持ちを私が傷つけたのだと・・やっと気付いて、悔やんだ。





母はノイローゼになっていた。





実家の京都にはもう父親もいない。





私の居場所なんかない。





私が居なくなったところで、何も変わらないし、悲しんでくれる人もいない。






さよなら・・・・





涼平・・・そして廻・・・・――――。

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