【弱ペダ】私の彼氏は彼氏じゃない ２【御堂筋翔】

箱 ページ16

御堂筋side






勅使河原くんが部屋の引き出しから鋏を出す。






向日「・・・・・・これ多分・・手紙・・、だよな・・・」






御堂筋「かもな・・・」





ガムテープを切り終わり、箱をゆっくり開けていく。






勅使河原「・・・・！・・やっぱりか・・」






案の定、中には何通か、手紙が入っていた。






向日「・・・・・・ッ・・なんで・・・・これが・・・・！？」






御堂筋「！・・・・・これ、まさか・・・綾野の・・・」






見覚えのある字だった。それは、Aちゃんの手紙と同じ字・・。






勅使河原「・・・もしかして、それが・・・・・君の言っていた・・・？」






向日「・・・ああ・・。・・俺が、中学の時に綾野からもらった手紙だ・・・・」






御堂筋「・・・でも・・・何でや・・？・・これは本来、キミが持っとるはずの手紙やろ・・」






向日「・・分からない・・・・」






御堂筋「・・・・考えられるのは・・









キミにも・・・ストーカーが、居るかもしれへん・・ということや・・・」







勅使河原「！？・・」






向日「・・・・・それで、俺の家に・・・・勝手に入って・・・探して、この手紙を・・見つけたってことか・・？」






御堂筋「・・・それ以外に・・・考えられることなんて・・・」






勅使河原「・・・じゃあ、もしかしたら・・・僕達が見つけようとしている奴らは・・・」








「また、"２人"に・・・・？」

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