やんちゃなお姫様。

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「「お願いします！！！」」






目の前で私に頭を下げる4名





貴「私あんまりみんなの点数知らないんだけど




この前どのぐらいだったの？」





瑠奈「…平均28点」





…赤点って30点からじゃなかったっけ？





梨々「平均21点」





内村「俺わかんなーい」





檜山「ちなみにこの3人はいつも赤点常連組」






貴「黒ちゃんは？」





黒田「平均43点」




…まあまあほかの3人に比べたら全然マシだと思う





貴「光成、手組もーよ」





檜山「みんなで頑張ろっか」







瑠奈「ほんとに留年の危機なの」





瑠奈の言葉にはビックリするけど




今日から勉強漬けの毎日だと思う






放課後は教室でみんなで勉強




休みの日は誰かの家に集まりお昼から夜まで勉強





瑠奈はコツを掴めば覚えが早く



梨々は公式を覚えるところから




うっちーは暗記系が弱いのかな…





みんな頑張ってるし





晩ご飯の食材買ってくると言い





問題を解いてる間に光成と外に出る








貴「あの、光成、晩ご飯の食材とか言ったんだけど…





あの4人にケーキ買って行かない？



近くに美味しいところあるんだ」






檜山「良いね、甘いの補給」





お店に入ると光成の目はキラキラと輝いて




光成も甘いもの好きなんだなってまたひとつ知る






貴「梨々はチョコケーキ大好きだよね？」





檜山「そうそう、瑠奈はショートケーキ派だから




綺麗に分かれてるって話したね」







ありがとうございました、とお店の人に見送られ




ケーキは光成が持ってくれている







檜山「A」





貴「んー？」





檜山「テスト終わったらどっか出かけない？」






貴「良いじゃん！みんなも空いてるかな？」






テスト終わりに楽しみがあるなんて嬉しくて賛成すると





2人で行きたいとこあるんだけど、良い？






遠慮がちに聞かれるから、もちろん良いよ！と返す








貴「遊びに行くの楽しみにテスト頑張るね！」






檜山「俺も」







2人でケーキを買って帰ると





みんな喜んでくれてケーキの取り合いが始まる







内村「Aの、モンブラン？」






貴「うん！こっちの方が良かった？




半分食べちゃったけど食べる？」






うっちーは分かりやすく口角をあげて喜んでくれた

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