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内村「これA?」






うっちーはテレビ台に飾ってある



私の中学校入学式の写真を指差す





貴「そーだよ?隣パパ」





小学校入学式の写真もあるし




6人で撮った写真もテレビ台に飾っている






内村「俺らも飾ってくれてる!嬉しい!」






うっちーがそう言ってくれるから私も嬉しくなる






貴「みんなに聞いて欲しいことあるんだけど…」






切り出したものの何を言うのが




正解か分からなくて言葉につまる





檜山「大丈夫だよ、A…ゆっくり話して?」





隣に座って頭を撫でてくれる光成に




涙が出そうになるのをグッと耐える






貴「写真の通りではあるんだけど





私が10歳の時、ママが病気で天国いっちゃって





今父子家庭なの





パパは私を育てるのに仕事変えて



転勤族になっちゃったんだけど…




友だちできてもすぐ転校してたり




家に帰っても誰もいないし



ご飯も自分で作らないと無くて





みんなに会うまでずっと寂しかった




時々考えちゃうから




授業中は怒られない程度に遊んで




放課後は家で勉強するか




友だちと遊んで気を紛らわせてたんだよね





いっぱい授業中も巻き込んじゃってごめんね?」







パッと前を見ると私も含め泣き虫ばっかり…





内村「おれ、ッなんにも知らなくて…」





貴「うっちー…泣かないで?」





瑠奈も梨々もうっちーも号泣で




黒ちゃんは涙堪えてる





ここまで私のために泣いてくれる友だちが




できたことに嬉しくなった





うっちーが正面からハグしてくれるから腕を背中に回し





ポンポンと撫でる






貴「ありがと」






梨々「次、私!!」





うっちーを避けて私にハグしてくれる梨々






大丈夫、大丈夫と伝えてくれ私も頷いた






黒田「この子も混ぜてあげて」





黒ちゃんがそう言ったのは号泣すぎて過呼吸気味の瑠奈





貴「瑠奈!大丈夫?」






瑠奈「A〜〜っ」






私の頭と瑠奈の頭を同時に撫でる黒ちゃん





貴「瑠奈、泣きすぎだから…」





檜山「A」




目が真っ赤の光成に呼ばれる





貴「光成、いつも守ってくれてほんとに嬉しかった




いっぱい巻き込んで怒られてごめんね?」







檜山「Aになら、これからも巻き込まれるよ?」







貴「何それ…」




その言葉が嬉しくて涙がもっと出てくる





それを優しく拭ってくれる光成が本当に優しくて自慢だ

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ナツ.(プロフ) - めろたんさん» 新作も読んで頂き本当にありがとうございます😭💖どうか、最後までお付き合いください!! (9月7日 14時) (レス) id: 60d717d776 (このIDを非表示/違反報告)
めろたん(プロフ) - 新作嬉しいです♡きゅんきゅんいっぱいで読んでいます!!更新も楽しみに待っています♡ (9月6日 22時) (レス) @page11 id: 1205a2287e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナツ. | 作成日時:2023年9月5日 2時

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