番外編【 last 】〔 akito 〕 ページ24
___退院日
リハビリを頑張った俺は
ちゃんと歩けるようになって
退院することになった
まだ1つだけ聞けてないことがある
"Aの病気はなんやったんか"
流星に聞いても辛くなるだけやし
2人で出かけたあの日
なんでAにしか怒らなかったのか
それだけの理由はあるはず
やから退院日に看護師に聞いた
照史「Aの病気って何やったん?」
看護師「…え？
藤井Aちゃん？」
照史「おん」
看護師「生まれつきの病気…」
照史「病気なん知ってる
何の病気かって聞いてるねんけど
吐血したぐらいやから
結構な病気やったんちゃうん？」
看護師「…拡張型心筋症
血を吐くのは私も
今までで無かったことやから分からないけど
この病気はいつ死がくるか分からへん
やから一時期Aちゃん
治療してなかってん
"いつか死ぬんやからいつでもいい"って
けど照史くんが来て
Aちゃんは治療に熱心になった
だから外出したとき
ありがとうって言うてん」
照史「そうやったんや、」
看護師「Aちゃんが言うてた
絶対歩くとこ見るんや！って
笑顔で
小さいときからAちゃんを見てたけど
こんな治療に熱心なの初めてやった
…照史くんありがとう
それから退院おめでとう
もう車と接触しないでね」
照史「二度ときいへんよ」
みんなで食べに行こうとすると
小さい女の子が目の前でコケた
「…ｯうぇええええんん」
その状況を見て母親はあたふた
照史「大丈夫か？
怪我はしてないみたいやな」
「…いちゃい」
照史「痛いか…
あ、これあげるわ」
流星が持ってきてくれた黄色の向日葵を
1本小さな女の子に渡した
その子はぱあっと明るくなって
「ありがとう」
と笑顔で言った
その笑顔はちびに似てて
照史「名前は？」
「A！」
おんなじ名前か、奇跡やな
照史「Aちゃんか
Aちゃん、向日葵みたいな笑顔やな
泣いてるより笑ってるほうがかわええで」
向 日 葵 のような 君 【番外編】Fin
終わり
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J love story - 泣けた (2019年4月18日 22時) (
レス) id: d398c1e8ce (このIDを非表示/違反報告)
橙なちゅ。(プロフ) - 西畑きらさん» ええ、嬉しいです！！ありがとうございます頑張ります！こちらこそよろしくお願いしますね！ (2017年12月16日 22時) (レス) id: a79901dc41 (このIDを非表示/違反報告)
西畑きら - なちゅさんのシリーズめちゃめちゃ好きです！これからも宜しくお願いします！ (2017年12月15日 20時) (レス) id: 1b38152f3d (このIDを非表示/違反報告)
橙なちゅ。(プロフ) - ルウナさん» いえいえ！嬉しいです！こちらこそよろしくお願いします!! (2017年11月9日 10時) (レス) id: 1054202f53 (このIDを非表示/違反報告)
ルウナ(プロフ) - ありがとうございます！これからもこの作品を一読者として愛し続けます！これからもよろしくお願いします！ (2017年11月8日 22時) (レス) id: e595bc4c0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橙なちゅ。
| 作成日時：2017年8月31日 21時
