◎ 素 敵 な 誘 拐 。《JW》

5話。 ページ6

淳太side



俺らは誘拐犯。




WESTっていうグループで



女子を誘拐するねん、






男子誘拐するやつはおらんやろうけどな、






昨日も女子を誘拐したけど
逃げたいって言うたから殺したった






別に誘拐犯やから殺すつもりは無いけど
俺らのことがバレんように殺すねん







今日はどんな子を誘拐してくるんやろか








いつも誘拐するのは





大毅「たっだいまぁぁぁ！！」





うるさ、今帰って来たしげと





落ち着いてる神ちゃん。





大毅「なぁなぁ聞いて！！
かわいい女の子誘拐してきてん！
おーい！Aー！」





走って家の中に入ってきた






智洋「めっちゃ声聞こえるんやけど、」





どうせ、逃げたいって言うやろうな





貴「そんな大きな声で言わなくても逃げないから」





へぇ、逃げへんのや。



珍しいな





高校生ぐらいかな…









望「ふーん、しげにしたらかわいい子誘拐したやん！」





大毅「どういう意味やぁぁぁぁ」






ちょっかいをかけたのが潜入係の小瀧望。




ボケやな、






淳太「お前ら、うるさいで！！
ほんまに。」




流星は寝てるし

照史はパソコンいじってるし








淳太「お前ら！！集合や！！」






と言ったら





一人だけ気づかんやつおるし、









淳太「おい！流星、起きろや！」





ﾊﾞｼｯ






流星「は？え？なに？！」




淳太「何ちゃうわ！はよ、起きい、
新しいお客さんや！」






ほんまに、







淳太「名前は？」





大毅「あんな！「しげに聞いてないわ！」





貴「黒瀬Aです。
Aって呼んでください。
高校2年生です」





淳太「俺らは誘拐犯や、



グループ自体はWESTって警察にも知られてるけど
この場所とは知らんし、
顔も名前も知らん。」




貴「へぇ」




崇裕「ここな！みんなで住んでんねん

キッチンもあるし
寝る場所もあるし
なんでもあるんやで」




貴「ふ〜ん。




ねぇ、誘拐ってさ…








そんなに楽しいの？」






照史「当たり前やん。

頭使うし、体使うし、



めっちゃおもろいんやで！」






貴「じゃ、もっと面白い誘拐しよ？」






「「「は？」」」






また、変わったやつ来たな、おい。

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