◎ 素敵な誘拐。《JW》 (ページ25)

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24話。ページ25

淳太side

Aの学校の闇サイトに書かれてることは
８割ぐらいほんまらしい、

漫画でしか見たことない感じの
設定みたいなん。

ほんまにあるんやな

照史「俺の考えやと…

高2の夏になんかあって
城ヶ崎の態度が変わった。

この書き込みも夏頃からやし

親に見放されたのは分からへんけど
先生と付き合ってるって噂は

浜中先生やないんかな？」

貴「そう。浜中先生やで

もう、この際だから全部話す。

流星とのんちゃんが帰ってきてから。」

望"じゃあ今から帰る"

淳太「アホ！
授業受けてこいや。」

ってことでAの話しは流星とのんちゃんが帰ってきてからになった

俺らは喋ってたけどAはそれ以来
二人が帰ってくるまで一言も話さなかった。

3時を過ぎた頃

流星「ただいま～！！」

望「お帰り～！」

淳太「望、やり直しー！」

望「望、やり直しー！」

淳太「真似すんなや！」

貴「気、使わんでもええよ。

話すから」

バレたか、

貴「じゃあまず、加子って人が書いてる親に見放されたって書いてる話。

私にとってたった一人だった…
大切なお母さんとお父さんが

自殺、したん。」

Aの声は震えていた

貴「もう、10年前になるんやけど
遺書は無かった。

警察も私の話聞かんと自殺、て決めつけて話しは終わってる。

ほんまは、私の目の前で殺されてん、
殺されたのを見たんやけど、
誰か分からんねん、

私は絶対親を殺した人を
見つけるまで死ねん。

それから東京の親戚に引き取られた。
その親戚に浜中先生がおってん。

あっ、時々でる標準語は
7歳から12歳まで東京やったから、

中学に入ると同時に
大阪で一人暮らしを始めたからやねん」

淳太「そ…うなんや、」

出てきた言葉はこれだけやった。

貴「だから見放されたって書かれてると思ってる。」

Aの表情見てたらなんにも言えんくなってきた、