◎ 素敵な誘拐。《JW》 (ページ23)

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22話。ページ23

望side

流星と学校に行くと
特に用事もなしに職員室に入るつもりやった

ドアに近づくと

《黒瀬は無事なんですか？？》

あ…

その話かー、

今の室先生の声やな、

《でも黒瀬は問題児だからな。
誘拐されても、学校が落ち着いたというか》

今の誰の声？

《校長先生なのになに言ってるんですか？！
生徒が大変な目に合ってるんです》

校長の言葉に反論したのが、

浜中、かな。

ｺﾝｺﾝｯ

流星がノックしてしまった

何しとんねん、

《だっ、誰だ！》

ｶﾞﾗｯ

何も気にしないで入っていく流星。

照史"雰囲気悪すぎやろ"

貴"校長はそうでもないみたいやけど。"

教頭「今は～！朝礼の時間でぇす！！
教室に戻りなさぁい」

流星「すいません、
分かりませんでした。転校して来て2日目やから」

教頭「おっと！それは失礼！

今は～朝礼の時間だから…
教室に行きなさぃね～」

望「はーい」

淳太"職員室の会話、流星と望の携帯にも繋がってるから
様子とかも見れるで"

俺は教室に入ったらうるさいから
2階に上る前の階段の踊り場で

二人で携帯を見始めた

校長《黒瀬は高2の夏から！問題ばかりだ！
授業に出ない、遅刻早退。

高１の頃は陸上部のエースとも言われてたんだが、
道を踏み外したようだ。》

浜中《それは、そうかも知れないですけど、
学校に来ない不登校よりはマシだと思います。

僕たち大人がまた踏み外した道を作り直さないといけないと僕は思うんです。》

校長《浜中先生は私に逆らうと言うことですか？
すぐにクビにでもしたいんですが》

浜中《今はそんなこと言ってる暇はありません。

僕、Aを探してきます！
龍太、あと頼んだ。》

室《おっ…おん》

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

浜中先生は職員室を出ていった

大毅"なんや、いい先行やん"

貴"浜中先生はね。
私の義理のお兄ちゃんだから"

「「「は？？」」」

また変なことを言い出したやん

先生とAが兄妹？！！