モリモトしか勝たん。

36話。 ページ37

昨日森本とご飯行って幸せな私








高野｢ほんとゆるゆるな顔すぎ





しっかりして｣





貴｢へへへ｣






撮影現場に行くとすぐに声掛けてきたのは






西畑｢A！！昨日大丈夫やった？｣






貴｢あえ？なにが？｣






西畑｢え？柊くんやけど｣






貴｢あ、忘れとった





てか聞いて！！昨日｢ご飯行ったんやろ｣







貴｢あれ？ご飯のこと言ったっけ？｣







西畑｢Aの好きな人から連絡きたから｣







貴｢な！ん！で！！ずるい！｣






西畑｢現場でなんかあった時俺守れないから






Aのこと守って欲しいって｣







貴｢リアル王子様｣







西畑｢手出すなとも言われたけど｣






貴｢ん？｣









｢すいません、遅れました｣






そう言いながら入ってきたのは





柊くんのマネージャーさん






あの俳優を担当するマネージャーも





大変やなと思いながら見てると







柊｢Aちゃん、おはよう






今日もかわいいね、ご飯行かない？｣








貴｢昨日も言ったと思うけど



この後お仕事やからごめんね｣









美桜｢…なんかお互いの目に火花散ってる気がする｣





高杉｢Aちゃん怒ったら1番怖いかもね｣




横浜｢普段怒らないから尚更だよね｣







柊｢じゃあどうしたらご飯一緒に行ってくれる？｣





貴｢基本男の人と2人でご飯は行かないかな…





信頼関係あれば別やけど｣







柊｢Aちゃんって頑固だね






そういうところも好きだよ








6年前からね｣








…6年前









貴｢え、共演したことあるっけ｣







柊｢エキストラだったから名前知らないと思うよ





やっと同じ位置に立てたの凄く嬉しい｣







貴｢ありがとう｣







大吾は横で柊くんのこと睨んでるし





この現場…大丈夫？








柊｢この写真明日売るね｣









そう言って見せてきたのは







昨日の夜、柊くんが撮影場所に戻ってきて





私と一緒にいるところやった






高野さんは写っていないし









忘れ物って聞いて探そうとしてたところだと思う。

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