恩人 ページ16
私は、その日も電車で帰宅した。
でも、いつもと違い、赤髪でとても目立つ人が入ってきた。
こわいなぁ。
と、思ったけど、電車は混雑していて彼の近くになってしまった。
少しして、何故かお尻に違和感を感じた。
はじめ何されているのか分からなく、理解に遅れた。私は確実に痴漢されていた。
気持ち悪くて、声を出そうと思ったけど。
ぇ、ぁ、あ、、の。
怖くて、声が出なかった。また涙が出そうになったその時、、、
?「おい、おじさん。その人困ってんじゃん。早く手どけろよ。あと、それ痴漢だから。警察呼ぶよ。」
赤髪のお兄さんが助けてくれた。
次の駅に着いた時、赤髪のお兄さんは痴漢のおじさんを駅員さんに引渡し、
大丈夫?
と、ぶっきらぼうに話しかけてくれた。
赤髪のお兄さんには、謎の安心感があった。
そしたら、また涙が出てきて。
お兄さんはビックリしていた。
ごめん!!!!もっと早く気づけてたら良かった。。。
て、お兄さんが言うから、久しぶりに優しさを感じた。
それから、私は泣き止んで、お兄さんが話を聞いてくれた。
話していて、彼もYoutuberだと聞いた。グループで活動していると。
お兄さんが、
おれ、エイジって言うから。お兄さんはやめてね(笑)
って、優しい笑顔で言うからまた少し泣いた。
帰り際に、L INEを交換して、
なにか困ったらLIN Eして
と、言って、送ってくれた。
その日の夜、赤髪のお兄さんエイジくんとLIN Eをして、私の気持ちは晴れやかになった。
次の日、りくがまた迎えに来てくれてて、一緒に自転車で登校した。
いつもの元気でおはよーーーう!って挨拶したら、少しびっくりした顔をしてから、おはようって返してくれるりくに感謝した。
もしかしたら、その時から少しずつエイジくんに惹かれてたのかも。
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作者名:来桜 | 作成日時:2017年5月31日 11時