4角片想い Sano Reo

胸の高鳴り ページ14

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『ごめんっ‼遅れた‼』

白濱「んーん、俺も来たばっかだから。」





嘘つき。

今日は春なのに、ちょっと寒いから。


耳、赤くなってるよ。





本当に、ジェントルマンな亜嵐くん。





白濱「じゃ、行こっか。」

『うん‼』




今日は、亜嵐くんとお出かけ。

いつもいろいろ話聞いてもらってるから、お返ししたいって言ったら、じゃあ、オフの日買い物付き合ってって。




欲しいものとか聞こうと思ったのに。

これじゃ、お返しにならなくない？




『ほんとに、買い物ついてくだけでいいの？
なんか、買おっか？』

白濱「いーや、女の子にお金出させるのは、ちゃらんとしては、NGなんで。笑」

『自分でちゃらんって言ってるし。笑』





どっこまでもイケメンな亜嵐くん。




気、使わせないように、わざとふざけたり。


本当にいい友達だよ。





白濱「それに、…Aちゃんとデートできるし？」






突然、顔を覗き込んできて思ってこの一言。





『こ、これはっ‼
デートじゃない‼…でしょ？』

白濱「Aちゃんはそう思ってていいよー。」






最近、亜嵐くんがおかしい。

なんか、思わせぶりというか、スキンシップが多いというか…。




気のせい？

きっとそうだ。





胸が少し高鳴ってるのも、きっと気のせい。






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