Episode 36 ページ39
ここは、何処だろうか
起き上がり、辺りを見回す。
落ち着いた白で統一された部屋。
窓からは穏やかな風が吹いていた。
「……？」
そういえば、ここに来たのは初めてでは無いような気がする。
まだ幼いガキだった頃、よく来ていた部屋じゃないか
実に10年以上前、ファミリーから逃げ出して、保護してくれたセンゴクさん。
ドジを踏んでは怪我をしていたおれを、この部屋まで連れてきてくれていたような…………
そこまで考えて、ようやくロシナンテはおかしな事に気付く。
おれは、Aに殺されたんじゃなかったか
ならなんでここにいる
立ち上がろうとして、体に走った激痛に夢じゃないことを知った。
その時、いきなり部屋の扉が大きな音を立てて開いた。
「おお、本当に目が覚めたんだな！
ちょっと待っとれ、Aを呼んできてやる！」
「！？」
慌ただしく入ってきた男は、おれの姿を一瞥するなり、またも勢いよく部屋から出て行く。
い、いきなり何なんだ？！
ちらっとしか見えなかったが、確かあれはガープさん。
やっぱりここは海軍本部…？
見覚えのあるここは、やはり医務室か
乱暴に扱われ壊れかけた扉を眺めながら、のんびりと考えるのであった。
.
.
.
私がここに来て1週間がたったある日。
いつものように海兵達と訓練を受けていた時のことだった。
「A！
ロシナンテが目を覚ましたぞ！！」
大声で訓練場に入ってきたのはガープさん。
喜ぶ間も無く、腕を掴まれて引っ張られてそこを出るのだった。
「って、ガープさん！
わかったから、離してってば！」
.
.
.
連れて行かれた先は、ロシーが寝ていた医務室。
半壊気味の扉を跨いで、中へと進んだ。
そこには、驚いた表情でこちらを見つめるロシー。
ああ、本当に未来は変えられたのだ。
本来ならば雪の中でその生を失っていたはずの彼が、今こうして私を見てくれているのに安堵し、
私の目からは涙が溢れていた。
ラッキーアイテム
殺してやるわよ、いつかね
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なつか(プロフ) - 銀之助さん» あああ、まじですか！！めちゃ嬉しいです！やはり同じキャラが好きだと見ている作品、作っている作品も同系統のものになりますね(笑)最新話、相変わらず鼻血ものでした(・ω・)b(更新停止状態ですが)お互い頑張りましょう！ (2016年2月28日 4時) (
レス) id: 8225be2801 (このIDを非表示/違反報告)
銀之助(プロフ) - なつかさんってどこかで聞いたと思って、お気に入り見直したら私お気に入り登録してました(笑) 自分の好きな小説を書かれてる方にお気に入り登録して頂けて感無量です！！凄く好きな雰囲気のお話しだと思ってました！！また、お話を書かれるのを楽しみにしております。 (2016年2月25日 20時) (レス) id: a47038dbdc (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - るあ(爆)と名前の所に打ったせいで爆笑してしまった私((急 (2015年11月30日 18時) (レス) id: 8380f20d9f (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - さらみさん» ありがとうございます！！続編とは言いながら、2、3話更新していますが、まあ大目に見てやってください( ´ ▽ ` )ﾉ笑 (2015年10月10日 9時) (レス) id: 8225be2801 (このIDを非表示/違反報告)
さらみ(プロフ) - とても面白いです！続編楽しみにしてます！話の内容がごちゃごちゃ....というより、奥が深い、というべきだと思いました！w文章角のお上手で羨ましい限りです(ﾉ∀`)陰ながら応援しています！ (2015年10月9日 23時) (レス) id: c4dac701ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつか | 作成日時：2015年9月21日 18時
