Episode 19 ページ21
パチン！
数メートル先で、聞き慣れた指鳴らしの音が聞こえた。
ロシーが能力を発動したのであろう、
先程までは見聞色で認識できていたはずの気配が一瞬にしてなくなった。
だが、
然程彼らとの距離は離れていない。
1分も経たないうちに、無音で話す2人が見つかった。
「ロシー、またコート燃えてる」
驚く2人は気にせず、彼の火事現場に水鉄砲で消化活動を行った。
「なあ、A！
コラソンは能力者だったんだよ！！
それに、喋れることも黙ってたんだ！！」
「あら、知ってるわよ」
ローの必死の訴えを、Aはさも当然かのようにサラリと流す。
そのまま彼女は水鉄砲を消した。
それを見たローがおずおずと尋ねた。
「Aも能力者なのか……？」
不安と絶望、しかしそこに微かな望みを抱く彼の目がAを見上げる。
この少年は私の過去を見たのだ、
今やったことと、よく似た能力を使う場面も恐らく見えただろう。
今更、隠す必要もない。
「_____カエカエの実、変換自在人間。
この能力が見せるものは偽れないのよ」
やっぱりか、
ローは目を伏せた。
Aが話し終えたのを見届けたコラソンが話を再開した。
自身の兄の凶暴性
先代 ”コラソン” について
そして…… ”Dの一族”
______神の天敵、か
'D” の名を持つ者は神の天敵であり、ドフラミンゴの近くにいてはいけない。
ローは一刻も早く彼の元から離れるべき。
ドフラミンゴとロシーは小さい時に迫害されていた。
…………ロシー達は、元天竜人？
.
.
「お前が ”喋れること” ”能力”
全部ドフラミンゴに喋ってやる！！！」
コラソンの話の途中でローが逃げ出した。
自分の秘密をドフラミンゴにバラされたら自分は消される。
慌てて立ち上がったコラソンは、隣にいたAの腕を掴み上げ走り出した。
「え、」
彼女の脳内は不安という文字で埋めつくされていた。
「クソガキ！！」
目の前の少年に向かって蹴りを入れようとするコラソン。
が、華麗に避けられ、まさに上げ足取りの状態となる。
Aの不安は的中。
大きな音を立ててゴミ箱へコラソンと共に、突っ込まれる。
そのままの勢いでコラソンのタバコがコートとゴミに引火し、2人は仲良く燃え上がるのであった。
「2年でおれも強くなったんだ！ざまぁみろ！！
ようやくゴミ箱からの脱出を遂げたAはまたため息をついたのだった。
ラッキーアイテム
殺してやるわよ、いつかね
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なつか(プロフ) - 銀之助さん» あああ、まじですか！！めちゃ嬉しいです！やはり同じキャラが好きだと見ている作品、作っている作品も同系統のものになりますね(笑)最新話、相変わらず鼻血ものでした(・ω・)b(更新停止状態ですが)お互い頑張りましょう！ (2016年2月28日 4時) (
レス) id: 8225be2801 (このIDを非表示/違反報告)
銀之助(プロフ) - なつかさんってどこかで聞いたと思って、お気に入り見直したら私お気に入り登録してました(笑) 自分の好きな小説を書かれてる方にお気に入り登録して頂けて感無量です！！凄く好きな雰囲気のお話しだと思ってました！！また、お話を書かれるのを楽しみにしております。 (2016年2月25日 20時) (レス) id: a47038dbdc (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - るあ(爆)と名前の所に打ったせいで爆笑してしまった私((急 (2015年11月30日 18時) (レス) id: 8380f20d9f (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - さらみさん» ありがとうございます！！続編とは言いながら、2、3話更新していますが、まあ大目に見てやってください( ´ ▽ ` )ﾉ笑 (2015年10月10日 9時) (レス) id: 8225be2801 (このIDを非表示/違反報告)
さらみ(プロフ) - とても面白いです！続編楽しみにしてます！話の内容がごちゃごちゃ....というより、奥が深い、というべきだと思いました！w文章角のお上手で羨ましい限りです(ﾉ∀`)陰ながら応援しています！ (2015年10月9日 23時) (レス) id: c4dac701ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつか | 作成日時：2015年9月21日 18時
