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お疲れ様！ とチームの皆とハイタッチしながらコートの外に出る。走り回ったせいで喉は痛いけれど、結構楽しかった。
体育館の壁際をのろのろと歩きながら見学スペースへ向かう。入れ替わりで試合に入る凪沙は「凄かったよ！ お疲れ様！」と嬉しそうに背中を叩いて歩いていった。
試合中は夢中で忘れていたけれど、終わるとどっと倦怠感が増した気がする。水が飲みたい……けど、教室に置いてきちゃった。
うー、しんどい。喉が痛い。息がしにくい。ずるずると壁に寄りかかってしゃがみこんだ時、パシリと手首を掴まれた。
「ちょ、大丈夫！？」
「勝利……大丈夫じゃない、かも」
私と同じ体操服姿の勝利が、しゃがみこんで視線を合わせていた。私の返事を聞くと「ここで座ってて」と勝利がそばを離れ、すぐに戻ってきてくれる。
「保健室行こう」
「ん……一人で行けるよ」
「いいから。先生に言ってきたから」
そう言って私を立ち上がらせると、勝利が私の手を引いて体育館の出口へ歩き出した。突然座り込んだ女子生徒と、そこに駆け寄った佐藤くんに皆驚いてこちらを見てくるのが分かる。
これはやらかした。明日から、いや、今日の放課後から何を言われるか。うぅ、と呻いた私に、勝利が「ばーか」と呟いた。
・
勝利に手を引かれて保健室に行き熱を測ると37.6℃と熱が出ていた。とりあえずしばらくベッドで休むように、と体操服のまま布団に潜り込むと、倦怠感のせいかすぐに瞼が落ちていった。すぐ側で聞こえてくる話し声に目を覚ました時には、６時間目も終わっていた。
話し声の正体は勝利と保健室の先生。目を覚ました私に気が付くと、勝利が「A」と私を呼んだ。
「あ、勝利……おはよう」
「おはようじゃないよ。だから言ったじゃん！ 体調悪い？ って！」
「だって休んだら補習あるもん……」
「それで倒れてたら意味ないでしょ」
「倒れてないもん」
「倒れたっていうんだよ、あれは」
私と勝利のやり取りに目を丸くした保健室の先生は、それでも何も言わずに見守ってくれていた。はい、と渡された体温計。熱はまだある気がするけど、少し眠ったからか重だるさは無くなっている。
「37.8℃」
「あら、ちょっと上がったね。まだ上がるかもしれないし、今のうちに帰りましょう」
ご両親は家にいる？ と訊ねられ首を振る。どちらも働いている。
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ハル(プロフ) - ハッピースクールさん» ハッピースクールさん！こちらも来て頂いてありがとうございます(^^)頑張ります！どうぞよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年8月22日 21時) (
レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 名無し96398号さん» コメントありがとうございます！全部読んで下さったんですか！？ありがたや…！無理しない程度に頑張ります！のんびりお付き合いくださいね(*^^*) (2021年8月22日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
ハッピースクール(プロフ) - ハルさんのお話大好きで、新作楽しみにしてました。頑張ってください (2021年8月22日 2時) (レス) id: ce9527749f (このIDを非表示/違反報告)
名無し96398号(プロフ) - 勝利くん担でハルさんのお話全て読ませていただいています！今回もものすごく楽しみです、、！無理しない程度に頑張ってください！！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: 55f375899c (このIDを非表示/違反報告)
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