wolfdogs (ページ14)

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なおside

？？「なおって男目当てなんでしょ？？笑笑」

思い出したくない

私にとってはすごくでトラウマな思い出

高校1年生のとき

洛南高校に進学した私は当たり前のように女子バレー部に入ろうと思っていた、でも部活動見学で直感的に

『何か違う』

そう思った

別に先輩が怖そうとか、そういうのじゃなくて

雰囲気が苦手だった

先輩達の常に仲間を蹴落とすような目

女子特有のピリピリした空気

あの場にいるだけでも息が詰まるような感じ

『ここでは楽しいバレーはできない』

そう思ってバレー部は諦めた

どの部活に入ろう

バレー部を諦めたあの日からずっと考えていた

もちろん、部活は強制ではなかったが何か部活に入りたいという気持ちはあった

そんなとき声を掛けてくれたのが当時、隣の席だった大塚達宣だった

最初は2人ともバレー部だったという事で話すようになって、いつの間にか休み時間まで一緒にいるような仲になっていた

大塚｢なつは結局部活どーすんの？｣

『んー、まだ迷ってんだよね』

大塚｢じゃあさ、男バレのマネやってよ｣

『え？？』

大塚｢サッカー部とかは沢山マネいるのにさー俺たちの部活は1人もいないんだよねー｣

大塚｢自分たちだけだとどうしても大変なとこあるし、なつもバレー経験者だからルール分かるしスコアも書けるっしょ？？｣

確かに、バレー好きだし達宣が言うくらいならやってみようかな

『いいよ、マネやる』

大塚｢えっ？！？まじ？！！やったー！！！！
放課後入部届け出しに行くぞ！！｣

あのときは周りのことなんて何も考えてなかった