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翔太side
そこからは一瞬だった
涼太は綺麗に1人1発ずつ腹に入れていった
吹っ飛んだやつもいれば、折れたやつもいるっぽい
まあ知らんけど
涼「翔太に二度と話しかけんじゃねぇ!」
言ってくれたのはありがたいけど、多分こいつら聞こえてねぇよ
もう動かないし
翔「涼太、腹減った」
涼「そうだ、お昼まだだったね」
翔「うん」
涼「屋上行こうか」
翔「うん」
さっきのを見てたからなのか、俺たちの周りには誰もいなくなってしまった
その方が俺は助かるけどね
ガチャ
翔「うわぁ!景色綺麗!」
涼「この景色、翔太に見せたかったんだよ」
翔「そうなの?ありがとう」
涼「フード外した方が見えるよ?」
涼太、意地悪だなぁ
俺が外さないの分かってるくせに
翔「外さねぇよ」
涼「やっぱダメか」
涼「翔太の綺麗な顔ちゃんと見たいのに」
そんなこと言われると揺らぐじゃん
涼「家だけでも外せばいいのに」
翔「被ってた方が落ち着くんだよ」
涼「そっか」
落ち着くってのもあるんだけど、明るい陽の光に当たりたくないんだよね
罪を犯した人間は明るいところにいちゃいけないでしょ?
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作者名:NY | 作成日時:2022年6月19日 10時