シナモンは笑わない (ページ14)

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涼太side

そして翌日

教室に2人でいたら

佐「たのもぉ〜！！」

大きい声の金髪の人が入ってきた

佐「俺と相手してくれ！！」

はぁ

翔太の方を見ると、フードの上から耳を塞いで震えていた

涼「翔太が怯えてるのでお引き取り下さい」

そう翔太は大きな声が苦手

涼「大きな声を出さないでください」

佐「あっ、ごめん」

涼「翔太、大丈夫？」

翔「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさっ」

パニック起こしちゃってるな

佐「大丈夫？」

涼「あなたのこと今すぐ殴りたいとこですが、翔太のこと優先したいのでお帰りください」

佐「なんかごめん、このお菓子良かったら食べて、お詫びだから」

涼「翔太、深呼吸しよっか、俺の真似してね、すーはー」

翔「すーはー、すーはー」

涼「うん、上手、あいつらは俺が退治したからもう来ないよ」

翔「りょた、もうないない？」

涼「うん、いないよ」

翔「そっか、涼太ありがとう」

涼「さっきの子がお菓子くれたよ」

翔「あっ、限定のヤツ」

涼「食べたいの？」

翔「うん、でも涼太」

涼「俺が先に食べてみるよ、それなら安心でしょ？」

翔「うん」

ぱくっ

涼「うん、大丈夫そうだよ、はいあーん」

翔「あーん、うわっ、美味しい」

涼「ふふっ、良かったね」

翔太が元気になってくれて良かった