17話 ページ17
初めて5人に会ってから２日後。
キャリーバッグを引いてスマホと睨めっこしながら喫茶店【ARASHI】に無事到着。
皆の連絡先は分からないから今日行くってこと言ってないけど大丈夫かな。(笑)
【ARASHI】と書かれたプレートがぶら下がった扉を開ける。
ゆっくり中に入ると、カランカランという音と共に5人の視線が一斉に私を捉えた。
雅「いらっしゃー……あー！！Aちゃん！」
相葉くんが大声で反応したもんだから、周りにいた数人のお客さんも私の方をチラチラと見る。
和「うっさい」
ニノの持っていたおぼんにパコって頭を叩かれた相葉くんが、ごめんごめん。って笑いながら扉の前にやってきた。
雅「よかったー戻ってきてくれた！(笑)何にも決めなかったから心配だったんだ〜。でもせっかく来てくれたのにごめんだけど、昨日から夏シーズンで営業中なんだよね。」
私が来た時は7月1日で、“今夏も頑張ろうパーティ”やってたもんな(笑)
『私も急に来ちゃったから！気にしないで！』
雅「…ん〜…。ちょっとまってて！！」
相葉くんは、小走りでキッチンの方に消えて、すぐ戻ってきた。
雅「ちょっと着いてきて！」
黒いエプロンを慌ただしく外すと相葉くんは外に出ていった。
…5人って、普段こんな感じなんだ。
初めて会った時の皆とは全然違う。真剣な顔して、テキパキと動いてる。
ふと、キッチンでフライパンの上にホットケーキを滑らせる大野くんの姿が目に止まる。
あんな動き、できるんだ。(笑)むにゃむにゃ寝てた大野くんは仮の姿で、こっちが本物だったりして。
フライパン捌きに見惚れる私の視線に気づいたのか、下にあった大野くんの視線が今度は私を捉える。
パチッと目があったら。そのまま大野くんは、ふにゃって笑った。
心の奥が、キュって掴まれたような気がした。
雅「…Aちゃん？」
少し扉が空いて、相葉くんがひょこっと顔だけ覗かせる。
相葉くん待たせてたの忘れてた(笑)
急いで私も外に出た。
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ひまわり(プロフ) - あやちむさん» 更新遅くて申し訳ないです。コメントありがとうございます！ (2021年3月14日 1時) (
レス) id: c795cb1005 (このIDを非表示/違反報告)
あやちむ(プロフ) - 読んでいてなんだか想像が出来てほっこりした気持ちになりながら読んでます。続き楽しみにしてるので頑張ってください。 (2021年3月6日 0時) (レス) id: d90199fb5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2021年2月14日 23時
