一筋の光

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翌日、学校に来るとツバメたちが騒いでる。

南「大成功だね、タクト」

美森「まあネット通販で買った下着だけどね(笑)」

夏樹「下着ドロなんて大恥、学校も表沙汰にしないだろうしな」

タクト「ダッサイ奴ら、丸ごと排除できて良かったよ」

「はる、どういうこと？」

波留「後で教えてやっから。」

「ん。」


放課後、部活をしてるみんなを夏樹のイスに座りながら見てる。
まあ陸は動かずに本読んでるけど。
なんだかここ最近あまり眠れず体調も優れない。

「んんんんん〜」

陸「どした？」

「んんんん〜〜ねむい〜」

陸「また？最近寝れてる？」

「あんまり。」

陸「ちゃんと寝なよ。今寝てていいから。保健室行く？」

「やだ。ここでねる。」

陸「ん。ゆっくり寝な。おやすみ。」

「んん…」

夏樹の上着を抱き締めながらいつの間にか眠っていた私。

夏樹「A、A起きろ。」

「…んん。ねむ。」

夏樹「耕作さんのとこ行くぞ。」

「…え？なんで？部活は？今何時？」

夏樹「…いいからいくぞ」

「ほえ？」

言われるがまま、されるがままで車に乗せられお兄ちゃんの病院に向かってる私。

「なつきー？」

夏樹「ん？」

「んー。」

夏樹「眠い？」

「んー。ねむい。」

夏樹「寝とけ。」

「んー。」

すぐに眠っちゃったらしくそれ以降の記憶が全くなくて起きたら夏樹の部屋にいた。

「なつきー…」

夏樹「ん？どした？」

「一緒に寝よ？」

夏樹「おう。」

「こーっち。」

夏樹が隣に入ってくる。

「ぎゅってしてー？」

夏樹「ん。」

「今日お兄ちゃんに会った？」

夏樹「おう。」

「なにしに行ったのー？」

夏樹「元気かなーって。様子見にな、」

「なにそれー(笑)ふふふ、」

夏樹「もう眠いんだろ。目が寝てる。」

「んー。ねむくないよー？」

夏樹「はいはい。」

そう言って背中を優しくトントンしてくれる夏樹。

「んん…寝るの…」

夏樹「ん。おやすみ。」

「んー…」

夏樹の腕の中で眠りにつきました。ふふ、しあわせ。

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