一筋の光

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-放課後-

なんだか生徒会室が騒がしい。

生徒「どうすんだよ！」

生徒「明日も走れっていうのかよ！！」

生徒「責任取れよ！！」

「なんの騒ぎ？？」

南「生徒会がバスのレンタル代なくしたんだって。」

「ほえー。」 ←

美森「てかなくしたのって誰ー？」

タクト「だーれだって聞いてんの」


すると皆ツバメを見る。

夏樹「そういう事なら会長に責任取らせねえとな。」

生徒「そ、そうだそうだ！！」

生徒「責任取って…ク、クビだクビ！！」

いるま「じゃ、じゃあ、会長を不信任にしよう！」

ハタロウ「そうだ！役員の三分の二以上の賛成があれば会長を不信任にできる！」

油森「ちょっと皆、何言ってるの？」

いるま「賛成の者は…挙手」

その場にいる油森以外の生徒が全員手を挙げた。

油森もツバメも、信じられないと言った表情だ。

なんだかその場の空気に耐えられなくなって夏樹に声をかける。

「なつき、も、いこ？」

夏樹「…ああ。」


私たちはその場を後にして帰路についた。



-帰宅後-

玄関で靴を脱ぐ夏樹の背中を見たら何故か抱き着きたくなって控えめにぎゅっと抱き着いてみた。

夏樹「どした？」

「んーん、なんとなくぎゅってしたかっただけ。」

夏樹「甘えん坊。ほら、一回離れろ」

夏樹の言う通り離れてみると、正面から抱き締めてくれた。
それがなんだかとっても幸せで勝手に涙が流れてきた。

夏樹「泣き虫だな、ほんとに。」

なんて言いながら頭を撫でて背中を擦ってくれる。

「なつきぃ、だいすきっ…」

夏樹「知ってる。俺も。」



その日の夜はとってもとっても幸せな甘い夜でした。

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