ep391 ページ41
A[…ギョンスくん…？]
DO[……]
ソファのギョンスくんの隣に座り直して
もう一度名前を呼ぶと
ギョンスくんは俯いてた顔を上げて
私のことを見つめた。
A[……]
DO[…ちゃんと話さないとね…俺達…]
A[……]
…話す…って、なにを…？
もしかして…
別れ話…？
A[……]
最近のギョンスくんの様子を見てると
これから何を話すのか簡単に想像がつく。
会話もなければ目も合わさなかったこと。
ギョンスくんは私を好きではなくなったか
それか付き合うことをやめたくなった。
だから話なんて…
DO[…何考えてるの？]
A[……]
ギョンスくんは私の顔を覗き込むと
優しく微笑んで頭を撫でる。
DO[…こうやって、思ってることも感じたことも、言葉にしないできたんだよ、俺達。だから何も伝わらなかった。]
A[……]
ギョンスくんは両手で私の手を握り
少し息を吐いて私を見つめた。
DO[カッコ悪いかもしれないし、嫌われるかもしれないけど、ちゃんと聞いてて欲しい。]
A[……]
ギョンスくん…？
今から何を話そうとしてるのか
見当もつかないから怖い。
指が震えてる気がするけど
ギョンスくんが握ってくれてるから
あたたかさを感じる。
私はギョンスくんの言葉を
真正面から受け止めようと思い
彼の目を見つめ返した。
A[……]
DO[俺ね…“彼女”…っていう存在ができたの、Aが初めてなんだ。]
A[……]
DO[だから好きな気持ちをどう伝えていいかもわからないし、誰かに嫉妬する気持ちも、どんな気持ちが嫉妬なのかも、はじめはよくわからなかったの。]
A[……]
DO[Aに好きって伝えて、それで自分の気持ちを伝えたつもりでいたし…嫉妬した時も…]
A[……]
DO[…嫉妬した気持ちは…どこに向けたらいいかわからなくて…]
A[……嫉妬…したの…？]
私がそう聞くとギョンスくんは
真ん丸の目で少し戸惑ったあと
「たくさんしたよ…」と呟いた。
A[……]
そうなんだ…気付かなかった…
DO[どうしたらいいかわからなくて、我慢してたの。ルハニヒョンみたいにハッキリ言えたらいいんだろうけど、俺は…なんていうか…]
A[……]
ギョンスくんは頭を掻いて
言葉を選んでるみたい。
DO[…俺達のことでみんなとAとの関わり方が変わるのが、いいのか悪いのか…よくわからなくて…]
A[……]
真剣に見つめる私と目が合うと
ギョンスくんは少し緊張が解れたみたいに笑った。
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natsu(プロフ) - ｕｒａｒａさん» そうです！私も何度も見るぐらい大好きなんです(^^) ギョンスくんは真剣に語るのに、私は寝るっていう…wwでもそんな私を見て呆れながらも愛しくなっちゃうギョンスくん！！羨ましい！！ww (2014年8月15日 1時) (
レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
ｕｒａｒａ(プロフ) - プラダを着た悪魔ですか！？私大好きなんです☆ 好きな小説に好きな映画のワンシーンが出てきて興奮☆ (2014年8月14日 23時) (レス) id: 886754f3dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2014年8月13日 21時
