ep387 【DO Side】 ページ37
【DO Side】
家族会議を終えると
コンビニにミネラルウォーターを買いに行き
Aの部屋へと向かった。
多分寝てるだろうと思って
ノックをせずにそっと部屋に入ると
案の定Aは熟睡していた。
DO[……]
ソファに座ると
テーブルを挟んで向こう側の
ベッドのAを見つめる。
Aの顔をこんなに近くで見るのは
随分久し振りな気がする。
最近じゃ会話もなければ
目も合わすこともなかったから。
DO[……]
A[……zZZ]
Aの様子を見に来たけど
どうやら朝まで起きなそうだ。
そう思って部屋を出ようとすると
物音を立てないように
セフナがやって来た。
SHN[ギョンスヒョン…]
DO[…セフナ…]
セフナは俯きながら俺の元へ来ると
「ごめんなさい」と頭を下げる。
DO[……？]
SHN[僕がヌナの事を止めてれば、潰れるなんて事もなかったのに…]
DO[…いいよ。Aは自分の意思で飲んだんだろ？よく知らないけど、もしかしたらそれがAのストレスの発散方法なのかもしれないし。]
SHN[……]
「でも毎回これじゃ困るよな(笑)」と
少しおどけて見せるとセフナも少し笑う。
だけどまたすぐに真剣な顔になった。
SHN[…ヒョンは、今日、ヌナと一緒に寝るの？]
DO[いや…爆睡してるし(笑) 俺がついてなくても大丈夫でしょ。]
SHN[いや、ヒョンはついててあげてくださいよ。]
DO[…なんで？]
俺がそう聞くと
セフナは気まずそうな顔。
そして少し声を小さくして
ボソボソと話し始めた。
SHN[ヌナ、酔ってた時…泣いたんです。]
DO[そうなの？]
SHN[はい…それでその時、言ってたんです。]
DO[……]
SHN[“寂しい”…って…]
DO[……]
…“寂しい”…
SHN[それに、“みんな、私といない方がいいって思ってる”とか言ってました。僕はそんなことないって思ったけど、ヒョン達が避けてたなら、ヌナにそう思われても仕方ないかなって…]
DO[……]
ベッキョン達が避けてたのも
Aがそんな風に思って過ごしてたのも
全部、俺のせいだ。
俺がAとずっと向き合わずにいたから…
SHN[…だから、ヌナのそばについていてあげてください。]
DO[……ん。]
俺の返事を聞くと
安心したように微笑んで
部屋を出て行こうとする。
だけど、ドアノブに手を掛けた所で
もう一度こちらへ振り返った。
そして何かを言いたそうに
俺をじっと見つめている。
SHN[ヒョン…]
DO[……？]
SHN[僕、もう一つ、ヒョンに謝らないといけない事があります…]
ep388 【DO Side】→←ep386 【CY Side】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 570人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
natsu(プロフ) - ｕｒａｒａさん» そうです！私も何度も見るぐらい大好きなんです(^^) ギョンスくんは真剣に語るのに、私は寝るっていう…wwでもそんな私を見て呆れながらも愛しくなっちゃうギョンスくん！！羨ましい！！ww (2014年8月15日 1時) (
レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
ｕｒａｒａ(プロフ) - プラダを着た悪魔ですか！？私大好きなんです☆ 好きな小説に好きな映画のワンシーンが出てきて興奮☆ (2014年8月14日 23時) (レス) id: 886754f3dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：natsu
| 作成日時：2014年8月13日 21時
