最終話 ページ14
私達の出会いは
12人のうちの1人と
そのマネージャー。
あの頃はお互いのこともよく知らなくて
人見知りだってされてたから
どんな風に話したらいいか
目を見ることすら恥ずかしかったけど。
…あのね、ギョンスくん。
あなたの声を聞くだけで
時々泣きそうになるんだ。
あなたと手をつなぐことも
世界一難しいと考えていたし
だからキスをすることは
もっと難しいと思ってた。
それに好きな人とハグをするだけで
胸がこんなにもドキドキするってこと。
あなたを好きになって初めて知ったの。
DO[ねぇ、A。]
A[ん？]
DO[いつか、俺が言ったこと…Aは覚えてる？]
A[…どんなこと？]
DO[“Aの心の時限爆弾が爆発して粉々になったら、俺が欠片を全て集めて、Aが眠って起きる頃には、元通りにしておいてあげる”って。]
A[あぁ…覚えてる(^^)]
DO[実はね、俺…]
A[……？]
DO[ちょっと前に、そのやり方を忘れちゃってたんだ…]
A[……]
DO[Aがいなくて、俺の心は粉々になった。欠片も見つからないぐらい。]
A[……]
DO[…でも、今はちゃんと元通り。Aが直してくれたの。]
A[私が…？]
DO[うん(^^) Aが教えてくれた…]
A[……？]
DO[…“XOXO”…って(^^)]
そっと唇を合わせたXはキス。
丸く抱きしめるOはハグ。
どんなにツラいことが起きて
どんなに心がバラバラになっても
不治の病でさえ治してしまいそうなほど
私には効果絶大なんだよ。
何度も何度も繰り返す
ギョンスくんとのXOXOは
一度粉々になった私達の心を
ひとつにしていく。
A[ギョンスくん。]
DO[ん？]
A[夢の中でもギョンスくんに会いたいなんて、欲張りかな？]
DO[ふ…(笑)]
A[ギョンスくんのこと考えながら眠ったら
会えるかな？]
DO[…バカだね、Aは。]
A[……？]
DO[毎晩、夢の中で俺は、Aのことを抱きしめながら眠ってるのに。]
A[……(^^)]
DO[おやすみ、A。今夜も会いに行くよ。]
…ねぇ、ギョンスくん。
あなたは知ってるかなぁ？
どこにいても
いつだって、こんなに想ってる。
誰よりも大切で
誰よりも恋しくて
誰よりも愛しいよ。
そんなあなたが…
A[愛してる。]
DO[俺も、愛してる。]
…ずっとずっと、私の、最愛の人。
−−−− END −−−−
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海老天野郎(プロフ) - このお話を読んで、涙が止まりませんでした。とても良いお話を書いてくださってありがとうございます。 (2018年10月3日 8時) (
レス) id: 90d47246b3 (このIDを非表示/違反報告)
咲樹(プロフ) - これからも他のお話等の更新、がんばってください^^素敵なお話を本当にありがとうございました！勉強で疲れていたのですが元気でました！笑 コメント2つになっちゃってごめんなさい、、笑 (2015年8月13日 2時) (レス) id: 4da822150b (このIDを非表示/違反報告)
咲樹(プロフ) - 受験生のため占ツクを控えてたのですが、久々に覗いてみると大好きなこのお話が更新されていて読んじゃいました。笑いままでたくさんのえくそのお話を読んできた中でも一番好きなのがこのお話でした。終盤、本当に感動でした！素敵なお話をありがとうございました^^ (2015年8月13日 2時) (レス) id: 4da822150b (このIDを非表示/違反報告)
ドリムン(プロフ) - ほんとーにこのお話が大好きでした！！(T-T)終わってしまって悲しいですが二人が幸せになれたので良かったです(T-T)番外編待っております！！！(>_<) (2015年7月19日 1時) (レス) id: 675623b116 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - すごく感動しました！読み終わった後もぎょんすとヒロインが離れ離れになるところもすっごくすっごく泣けたし、てか、号泣してました泣 。すごくいいおはなしでした！ (2015年6月29日 20時) (レス) id: bb082c8030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年6月21日 22時
