ep1 ページ1
ーーーー プルルルルッ
ーーーー プルルルルッ
ーーーー ガチャッ
A「あ、もしもし…」
「あぁー！着いた？」
突き抜けるような甲高い声。
私は大きなスーツケースを引きずり
混雑している空港の人と人との間を
すり抜けるように早足で進んだ。
A「はい！たった今着いて…」
「そう、ご苦労様。そっちのスタッフに迎えを頼んだんだけど、わかるかしら？」
A「えっと…」
急ぎ足でタクシー乗り場に着いた頃
「黒いバンが停まってない？」という
先輩の声を聞きながら
少し背伸びをして周囲を見渡した。
A「ぁ…あれですかね…」
何だか一際黒光りしてるバンを見つけ
私はまたガラガラとスーツケースを引っ張り
小走りで車に近づいた。
そして運転席の大柄な男性に向けて
窓を軽くノックする。
A[あの、すいません！]
少し驚いているその男性は
車の窓を開けて私の顔をじっと見た。
A[こんにちは、日本からきたSMEの者ですが…]
久々に話す韓国語で挨拶。
私の言葉を聞くと途端に笑顔になって
[あぁ、お待ちしてました。今後ろ開けるんで荷物のせてください。]
A[ありがとうございます。]
その男性はわざわざ車から降りると
私の元へと回り込んでくれて
重たいスーツケースを軽々と持ち上げ
後部座席に積んでくれた。
その紳士的な行動に
「さすが韓国人男性は違うな」と
ついつい感心してしまう。
[あ、出発するから乗って？]
A[あ、はい。ありがとうございます。]
促されてそのまま後部座席に乗った私は
手にしていた携帯電話が
まだ先輩と通話中だということに気付く。
A「あぁ！(汗) すいません！(汗)」
「ふふ(笑) どうやら落ち合えたみたいね？」
A「はい、なんとか！(汗)」
運転席の男性は私がいきなり
大きな声で日本語を話すから
少し驚いたように目を丸くして
バックミラー越しに私を見ている。
私が“すいません”と会釈をすると
笑顔に変わり、車を発進させた。
「韓国語もスムーズに話せてたし、とりあえずコミュニケーションは問題なさそうね。」
A「まぁなんとか…」
「あとは文化の違い？」
A「留学経験があるからなんとかその辺は大丈夫なんですけどね…」
「何よ、他に何か心配事？」
A「…ぅ…」
「あ、わかった。」
A「……」
「共同生活が心配なんでしょ？」
A「…はぃ…」
「大丈夫よ！二人暮らしなわけじゃないし、12人もいれば楽しいじゃない！」
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natsu(プロフ) - ウナさん» お返事遅くなり本当にごめんなさい！(T_T)やっぱりギョンスペンの人にそう言ってもらえると嬉しいです！！死にそうなぐらいキュンキュンしてもらえるように頑張ります！(笑) (2014年6月26日 22時) (
レス) id: 8d58004c0c (このIDを非表示/違反報告)
ウナ(プロフ) - すっっっごくキュンキュンしてとっても面白いです！！ギョンスぺんなので死にそうです〜 (2014年4月30日 12時) (レス) id: 45360351ba (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ミカンさん» コメントありがとうございます(^^) ギョンスは真面目な子だから、こうゆうことされるとキュンとしますよね(笑)これからもよろしくお願いします！ (2014年4月27日 20時) (レス) id: 8d58004c0c (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - ボッって、顔が熱いです。 (2014年4月27日 15時) (レス) id: 36946be880 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - でぃぃおさん» ありがとうございます(^^)ギョンスはどこで悪戯モードのスイッチが入るかわからないから面白いですよね（笑）更新頑張ります！！ (2014年4月24日 17時) (レス) id: 8d58004c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2014年4月18日 3時
