ep47 ページ47
そんな中学生の記憶を
ふと、思い出す。
A「……」
…でも、チャニョル先輩は
メガネを掛けても掛けてなくても
かっこいいな…
CY「んーっ……ん？」
大きく伸びをした先輩が、私に気付く。
CY「は(笑) なんだ、起きてたの？」
A「……(^^)」
寝ていた体を起こしてソファに座ると
先輩はまだ口をつけてない
あのカフェのコーヒーを差し出す。
CY「少しぬるいけど、いる？」
A「あ、ありがとうござ」
CY「あ、でも待って。」
差し出したコーヒーを
引っ込める先輩。
少し眉間にシワを寄せてる。
A「……？」
CY「気持ち悪いのは良くなったのか？ごめん、コーヒーじゃなくて、胃に優しいものにすれば良かったな。」
A「先輩…」
先輩の手に触れて、コーヒーを受け取る。
A「大丈夫です(^^) もう、良くなりました。ありがとうございます。」
CY「…なら、いいけど。」
先輩のコーヒーを飲む。
先輩がくれたのはカプチーノで
きっと先輩はこれが好きなんだな、って思った。
A「偉いですね、休日出勤だなんて。」
CY「…要領悪いから、休みの日まで仕事しなきゃいけないの。」
「ばーか」と言う先輩は
私が笑ってるのを見ると、つられて笑う。
CY「…なんか、最近仕事が増えてさー…」
A「期待されてる証拠ですよ(^^)」
CY「そうなの？なんか疲れちゃった。」
A「…ふ(笑)」
珍しいな…
先輩がこんな風に弱音を言うなんて。
A「でも、それでもいいじゃないですか。」
CY「……？」
先輩の大きな目が不思議そうに私を見つめる。
A「やりたいことをやれる仕事に就いて、キレイな恋人がいて…」
CY「…え…？」
A「恋人ですよね？チーフ…」
CY「……」
A「……」
黙った先輩。
私はどうして
こんなことを聞いたんだろう。
指を絡めて微笑み合う2人の間に
入り込むつもりなんてないのに。
2人の関係を確認しても
なんの意味もない。
それなのに…
CY「……」
A「……」
…どうして何も言わないの？
CY「Aも、彼氏いるだろ？」
A「えっ？」
CY「指輪。してんじゃん。そこに。」
先輩の視線は私の左手に。
A「…ぁ…」
CY「彼氏だろ？」
先輩の言葉に、咄嗟に首を振った。
A「こ、これは違くてっ…その…」
CY「……違くない。」
A「……」
先輩は自分の首を指差したあと
顎で私の方を指す。
その仕草で私は
先輩が何を言ってるのか、わかった。
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yunyun - 本当は、チャニョルの事、好きなのに、健気で一生懸命なタオも裏切る事も出来なくて、凄く切ないですね。恋愛って難しいよね〜。愛するより、愛される方が幸せだって分かってるのに...。チャニョルもタオもどっちも大好きです！ (2015年7月8日 10時) (
レス) id: b8eddb50a7 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ゆうなさん» はじめまして〜！ありがとうございます(^^) なるべく毎日更新できるように、頑張りますね！！ (2015年6月9日 23時) (レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - はじめまして！この作品がとても大好きです！更新楽しみにしてます(^o^) (2015年6月7日 22時) (レス) id: 9e28c707b9 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - みくさん» 早速コメント、ありがとうございます(^^)なるべく短編になるようにがんばりますw (2015年6月4日 14時) (レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 新作！！モテモテチャニョルとの今後の展開楽しみにしています！！ (2015年6月3日 22時) (レス) id: 066e038aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年6月3日 2時
