ep24 ページ24
CY「よしっ、着ーいたっ(^^)」
脇道に車を停めると
チャニョル先輩は
鼻歌交じりに降りて行く。
私はそのあとを追うように
車から降りた。
そしてすぐに見つけた
お店の看板には…
A「“パティスリー”…？」
CY「あぁっ、なんだよー(笑) 開けてあげようと思ったのに…」
A「えっ？」
気がつくと先輩は
どうやら私が車から降りるのを
エスコートしたかったらしく
既に降りてた事に気付いて
口をへの字にして
じっとこちらを見ている。
A「あっ…ごめんなさい…(汗)」
CY「もう(笑) 普通、こーゆーのは男にやらせるでしょ」
A「そ、そうなんですか…？(照)」
CY「そうだよ。やってあげたいし(^^)」
A「……(照)」
そ、そうなんだ…(照)
CY「行こっ(^^)」
先輩は手招きをすると
少し跳ねるように歩いて
お店に入って行った。
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CY「うわぁ〜、うまそっ(^^)」
ショーケースの中の
色とりどりのケーキを眺めて
先輩は目をキラキラさせてる。
私はその隣に並ぶと
同じように覗き込んだ。
A「…甘いもの好きなんですね。」
CY「うん、大好き(^^)」
無邪気な笑顔を私に向けるから
胸がドキッてする。
CY「でもさ、食べ過ぎると、俺すぐ肌荒れするから〜…だから、ご褒美の時だけ食べるの(^^)(汗)」
A「…じゃぁ、今日が何か、先輩のご褒美の日なんですね？」
CY「んーん、今日はAのご褒美(^^)」
そう言って先輩は
私の顔を見てニコッと笑う。
A「…私の、ですか…？」
CY「うん、最近頑張ってるから(^^) 俺からご褒美！」
A「……(照)」
腕を組んでニヤニヤしてる先輩は
何故だかすごく満足そうで…
私は「ありがとうございます」と
照れて消えそうな声で言った。
それからケーキを1つずつ食べて
のんびり過ごした私達は
そのケーキ屋さんにあったソファだとか
バルコニーの景観だとか
あーでもない、こーでもない言いながら
デザインの話をして
時折眉間にしわを寄せたり
閃いたように目を大きくする先輩の
くるくる変わる表情が
やっぱり好きだな、って思った。
A「……」
あの頃と変わらない…
遠くにいる先輩の表情を
いつも目で追っていたけど
こんなに近くで眺めてるなんて
まるで彼女になった錯覚を起こす。
CY「ずっと考えてると、感覚が麻痺するだろ？だから、たまに1人で何も考えずに、ただこうやって流れる景色を眺めるの。」
…きっとそんな先輩も
絵になるぐらいかっこいいんだろうなぁ…
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yunyun - 本当は、チャニョルの事、好きなのに、健気で一生懸命なタオも裏切る事も出来なくて、凄く切ないですね。恋愛って難しいよね〜。愛するより、愛される方が幸せだって分かってるのに...。チャニョルもタオもどっちも大好きです！ (2015年7月8日 10時) (
レス) id: b8eddb50a7 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ゆうなさん» はじめまして〜！ありがとうございます(^^) なるべく毎日更新できるように、頑張りますね！！ (2015年6月9日 23時) (レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - はじめまして！この作品がとても大好きです！更新楽しみにしてます(^o^) (2015年6月7日 22時) (レス) id: 9e28c707b9 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - みくさん» 早速コメント、ありがとうございます(^^)なるべく短編になるようにがんばりますw (2015年6月4日 14時) (レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 新作！！モテモテチャニョルとの今後の展開楽しみにしています！！ (2015年6月3日 22時) (レス) id: 066e038aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年6月3日 2時
