ep16 ページ16
A「…これが目的だったんですね。」
チャニョル先輩と遭遇したあのカフェに
頼まれたコーヒーを買いに行くと
先輩は「少し休憩しよう！」と
あの時と同じカプチーノを2つ頼んだ。
CY「Aだって、ずっとあの封入して疲れただろ？」
A「でも、お仕事だもん。」
カプチーノを一口飲む私を見て
先輩は噴き出して笑う。
A「…な、何か？」
CY「あははは(笑) わかったよ、真面目なんだから、A(笑)」
A「……？」
CY「たまにはAとデートしたかったの。カフェぐらい付き合って？」
A「な、なんですか、それ…(照)」
CY「初めから素直に言えば付き合ってくれた？(笑) だったら今度からそう言うよ(^^)」
A「先輩、からかわないで(照)」
顔が熱い…(照)
CY「からかってないけど？(^^)」
A「…もう…(照)」
CY「あはははは(笑)」
先輩は楽しそうに笑いながら
カプチーノを一口。
それにつられるように
私も、一口。
先輩は伸びをすると
大きな大きな欠伸をして
ネクタイを緩める。
その仕草を見てドキドキするのを
バレないように咳払いをした。
A「…随分、眠そうですね。」
CY「うん…昨日、遅くまでちょっとね…」
そう言いながらテーブルに体を伏せて
重ねた手を枕にした先輩。
柔らかそうな頬が潰れて
プルプルの唇が少し尖ってる。
閉じた瞼と長い睫毛。
A「“ちょっと”…なんですか？」
CY「…なに、気になるの？」
A「……」
CY「……ん？」
その姿勢のまま私を見上げるから
上目使いになってて、またドキッとした。
A「別に、そんなことないですけど…？(照)」
CY「…ふ(笑)」
また目を閉じたその顔が、可愛い。
気持ち良さそうで
このまま眠っちゃいそう。
CY「…いないよ。」
A「はい？」
CY「Aちゃん以外にデートする子なんて、他にいないよ。」
なんで急に“Aちゃん”？
その時思い出したのは
面接の日に電話で先輩が言ってた女の子。
あの時、名前も覚えてない女の子と
デートしてたじゃない。
A「じゃぁ、昨日の夜デートしてたのも“Aちゃん”なんですね〜」
CY「…ふふ(笑)」
ニヤニヤしてるし…
そんな顔もかっこいいなんて
罪な男だな、先輩って。
CY「そうだよ。俺、Aちゃんが好きだから。」
A「っ(照)」
バカ、私。
いちいちドキドキするな。
CY「顔赤いよ。可愛い(笑)」
片目を開けて私を見た先輩は
また目を閉じて微笑んだ。
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yunyun - 本当は、チャニョルの事、好きなのに、健気で一生懸命なタオも裏切る事も出来なくて、凄く切ないですね。恋愛って難しいよね〜。愛するより、愛される方が幸せだって分かってるのに...。チャニョルもタオもどっちも大好きです！ (2015年7月8日 10時) (
レス) id: b8eddb50a7 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ゆうなさん» はじめまして〜！ありがとうございます(^^) なるべく毎日更新できるように、頑張りますね！！ (2015年6月9日 23時) (レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - はじめまして！この作品がとても大好きです！更新楽しみにしてます(^o^) (2015年6月7日 22時) (レス) id: 9e28c707b9 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - みくさん» 早速コメント、ありがとうございます(^^)なるべく短編になるようにがんばりますw (2015年6月4日 14時) (レス) id: 79e1c6c732 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 新作！！モテモテチャニョルとの今後の展開楽しみにしています！！ (2015年6月3日 22時) (レス) id: 066e038aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年6月3日 2時
