【RKRN】空を奏でた【短編集】

ある日の事　【オリ忍】　Aoha様リクエスト ページ11

※オリ忍が登場します。オリ忍が苦手な方は観覧をお控えください。






side無し

奏「おーいとういちろー！大福でも食べにいこーよー！」

藤一「…先輩、昨日も一昨日も大福を食べに行きましたよね？あと俺、この後委員会があるので、今日は勘弁して下さい…それに先輩もそんなに甘い物ばっかり食べてると糖尿病になりま…奏「あﾞ？つべこべ言わずに行くぞオラァ。」…えぇぇ…」

どうしよう…そう思った藤一郎は、近くを歩いていた人物を見て閃いた。

藤一「そ、そうだ、先輩！零助と聿を誘ったらどうですか！？」

零「え？」

聿「ん？」

そう、五年生の零助と、聿である。

藤一「ほらぁ、毎日毎日同じ人と行くのも飽きるでしょう？だからこの二人を連れて行ってはどうでしょう？」

聿「ちょ、藤一郎、勝手に何言ってんだよ。」

藤一「いいじゃねぇか、俺の為だと思って…！」

零「でも俺、この後委員会があるんだけど…」

藤一「俺だって委員会あるのに、ことあるごとに先輩に無理やり外出誘われてんだよ…！だからお願い！俺の代わりに…」

聿「代わりってなんだよ代わりって！」

三人がもめていると、奏芽が一言。

奏「もー、もめてる時間がもったいないからさーみんなでいこーよ。」

「「「…え？」」」

奏「ほらほら、みんなで行けばもっと楽しくなるじゃん♪この際全員でいっちゃおーよ♪強制参加ね〜」

「「「えぇぇぇぇぇぇ！！！！！！」」」

奏「はーいそうと決まれば早速行くよ！さっさと準備して来い！」

聿「なんでこうなるんだぁ…」

そんなこんなで強制的に追加された零助と聿。


町にて

奏「さーて、じゃあお目当ての大福屋さんに…」

奏芽はとてもワクワクした様子だったが、後ろの三人はどんよりとしていた。

藤一「はぁ…これで三日連続大福…もう大福食べられなくなりそう…」

聿「あぁぁぁ…委員会サボちゃった…どうしよ、善法寺先輩に怒られそうだなぁ…」

零「善法寺先輩って優しそうだけど…」

聿「何言ってんだよ。ああゆう人ほど怒ったら滅茶苦茶怖いんだよ。」

藤一「てかさ…よく考えたら奏芽先輩も委員会あるんじゃ…六年生だし…最上級生が委員会サボっていいのか…？」

零「ほら、あそこは中在家先輩もいるし…あー…でも学園に帰ったらかなり怒られてたり…」

聿「図書委員も大変だなぁ…」

そんな事を話しているうちに大福屋に着いたらしい。





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