紅い華の物語【JW】2

台中練習 ページ6

小「ぬぅあぁぁぁあ！めっちゃ怖いねんけど！」



D4と書かれているスタジオに向かう道中に聞こえた叫び声

お目当てのベイビーが頑張っているようで笑みが零れた


今日はoffだったけどいきなり入ったあっくんからのLINE




照史望めっちゃ頑張ってんねん。会いに来たって

Aりょりょりょりょりょ




今回初挑戦の台中
あっくんはバク転できるから高さの恐怖に打ち勝てちゃったら余裕やと思うけど
のんちゃんはバク転が出来ないから何もかもが初めてになる




…ガチャ




バレないように扉を開けると
台の上に立つのんちゃんを見つけた



そのまま普通に飛び降りてあっくんの元に擦り寄っていくのんちゃんはほんまに犬みたい笑




小「あの高さはやばいな…」

桐「頑張ってこーや！」



そう言って肩をたたくと2人とも下に用意されたマットでバク中の練習をする




のんちゃんはまだ支えはあるにしても綺麗に回れてて



「すごいやん！めっちゃ綺麗に回れるやん！」



って差し入れをプラプラ見せながら近づくと



「…ッグ」

小「…なんでおるん？」

「望…そろそろ会ったら突進してくるのやめて」

桐「また変な声出てたで笑笑」




ちゃっかり差し入れを受け取って助けてくれないあっくんとむぎゅーっと抱きついてくるのんちゃん



「てるし、助けて」

桐「はいはい笑 あっくん助けて♡やろ？」




冗談を言いながらものんちゃんを剥がしてくれたあっくん
ちょっと休憩〜と差し入れを食べ出す2人に微笑ましくなる



「のんちゃんもうあの完成度ってめっちゃ早ない？」

桐「せやねん、それに望は背高いから迫力もあって凄いねん」

小「A来たから100人力や」

「教えられるかわ分からへんけど全力でサポートするで」





･




「のんちゃん踏み直して飛んでるで」

小「…癖や、ありがとぉ」



･



「あっくんもう少し目線上の方が形綺麗やと思う」

桐「お！次それでやってみるわ」




･



「のんちゃん今のめっちゃ良かったわ」

小「ほんまに!? かっこいい!?」

「おん、かっこいいで」

小「…頑張ってよかった泣」

桐「動機が不純やわ笑」




･




桐「今日はほんまにありがとぉな
お礼にご飯奢ったるで！行こか！」

「わーーーい！親方らぶ！」

小「腹減ったぁ！」





3人仲良くご飯食べに行って
2人のユニット曲の演出について色々教えて貰って
私のソロ曲に使うために2人のオフショットを撮らせてもらった

Drift!! YSSB 振り入れ→←ユニット合わせ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す