紅い華の物語【JW】2

ソロ曲 ページ20

ソロ曲の準備のため、粉もんの途中であっくんとのんちゃんと捌ける




桐「バシッと決めてこいよ〜！」

「任せといて！」




あっくんとハイタッチをしてセンターステージまで向かう途中でしかめっ面ののんちゃんを見つける




「のんちゃん」

小「ソロ頑張ってな」

「ありがとぉ…ふふ笑 はい！」




台中が不安みたいでソワソワしているのんちゃんに珍しく手を広げて受け入れる



照れ臭そうに笑って抱きついてきたのんちゃんはおっきくて





「なんか、私が励まされてるみたいだなぁ笑
のんちゃんなら大丈夫！」


小「おん。ありがとぉ」




背中をポンポンと叩くと代わりに頭を撫でて離れてった




そろそろ粉もんが終わる
会場が暗転したら急いでステージに上がる




みんなのペンラの光だけが輝く世界はほんまに綺麗で見惚れる




//キャーーーーーーー！




「やっほ！」



ピンスポットライトが私を捉えると、ペンラの色が真っ白に変わる




小さな音でBGMがながれる





「コント面白かった人〜？ //はーーい！

ほんまぁ？よかった笑



今から歌う『affection』は私がたくさんの人に伝えたい気持ちが詰まってて



ここに私が立って居られるのも、メンバーやスタッフさんの支えがあってこそやし…


何よりもこうやって真っ白に輝く世界で私の事を迎え入れてくれる、応援してくれるみんながおるからやねん。


でも『ありがとう』って言葉じゃ足りないほど感謝の気持ちがあって

『大好き』じゃ足りんくらい大切な存在やねん


その気持ちが少しでも伝わるように作りました！


あ！1つお願いやねんけど…
私の曲の間はみんなペンライト消して欲しいねん



…ありがとぉ


それでは聞いてください…『affection』」




曲が始まり
私が作ったムービーがモニターに映し出される



メンバーのオフショットや昔の懐かしい写真、完全プライベート写真に盛り上がる会場


そこからスタッフさんの後ろ姿が写り


今日来てくれたジャス民が写る





物販に並ぶ姿や、友だちと写真を撮っている姿
開演までの時間に歌っているところや踊ってくれている姿



まさか自分たちが撮られているとは思ってなかったみたいで会場が驚きで揺れた




「伝えきれないこの気持ちは
ありがとうでも大好きでも足りなくて

大切な想い…『affection』♪」





曲が終わると一斉にペンライトが光り、また真っ白な世界を作ってくれる
中には泣いている子もいて胸の奥がキュッとした

MC1→←コント

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す