Ordinary Days 2

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そんなことを話してるうちに
マネキン・オレが2つ用意されて
名前を見ないように受け取る。





『勇征、先見て』


「オッケー」


『だれだった？』


「…やば！ネッチョ！自引き！」


『それ自引きって言うの？笑』





自引きの意味が違う気もしたけど
勇征は、ほら！ってハイテンションで
スリーブを見せてくれた。





「Aは？」


『…うわー！どうしよう！』


「なに？マトメくんだった？」


『それ、ちょっとディスってない？』


「これ以上嫌われたくない。笑」





笑う勇征をよそに、恐る恐るスリーブを確認…





『……きたぁー！！テキトー！自引き！』


「いいなぁ」


『引き強くない！？そたー！』


「ネッチョと交換して」


『なんで！？』


「俺もそた推し」


『…そたかわいいもんな。
しょうがない、今回だけ特別だよ』


「A大好き」


『調子良すぎ』





ネッチョとテキトーを交換して
次どこ行こっかってまた歩き出す。



ネッチョのスリーブが嬉しくて
一口飲む度に眺めてると





「ほんとはネッチョもらえて嬉しいでしょ？」


『…うっさい』


「うーわ！そういうこと言う！」


『そんなニヤニヤしながら
嬉しいでしょ？って自分で言わなかったら
勇征もイケメンだよ』


「え？マジか…」





肌白いから分かりやすく勇征の顔は真っ赤で
普段からあんだけイケメンって
言われてるのに？って思った。







そんな勇征の隣を道なんか気にせず歩いてたら
着いたのは結局ジムで…

「マネキン・オレの分消費ね」って入っていく。



しかも2時間みっちりトレーニングからの
消費した意味は？の焼肉。

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