検索窓
今日:42 hit、昨日:15 hit、合計:63,501 hit

幼馴染みの君が−S.N* ページ1

『颯太ー!』


「はっ!やば…!」





いつものようにアポなしで家に突撃すると
なぜかあたふたして手でおでこを隠す颯太。





『え?なにしてんの?』


「いや、待って。聞いて?これはその、ちゃうくて」





問い詰めたわけでもないのに
謎の弁解を始めるからすでに怪しい。





『なに隠してるん?』


「なんもない」





挙動不審なくせに自信満々で何かを否定。

絶対おかしい。





『なんもなくなくない?』


「ややこしいな。笑」





クスって笑うから、今だ!って思って
ちょっと手どかしてよって
手を振り払おうとしたけど鉄壁ガード。


でも慌てた颯太はボロを出す。





「ちょっ!熱とかやないから!」


『は?冷えピタやん』





隠してたのは冷えピタで、さらに熱あるのも暴露。





「あぁー、ほら、バレたー。
そろそろアポなしで突撃してくんのやめへん?」


『なんで?』


「なんでも」


『熱あるのと関係ないやん』


「熱あるの知ったらA、心配するやろ?」


『心配してるなんて一言も言ってないんやけど?』





首を傾げてそう言えば
あぁ、そうですかーって呆れる颯太。


本当は心配だけどそんな風に思ってるって
気づかれたくなくて強がる。



昔っからこう。



でも私が素直じゃないのを颯太は見抜いてる。


それもわかってる。


颯太のがいつも一枚上手。



私と颯太は幼馴染みな上に腐れ縁で
同じ時期に東京に出てきて
何年か経った今もこうしてお互いの家を行き来する。


で、私は大阪にいた頃と変わらずアポなしで突撃。


まぁ、そのおかげで熱あるの知れたんだけど
颯太的には熱あるの知られたのが
ちょっと気に入らないらしい。


ちなみに颯太は来る時、ちゃんと連絡くれる。笑

.→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
179人がお気に入り
設定タグ:FANTASTICS , EXILETRIBE , Jr.EXILE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なな(プロフ) - Haruさん» コメントありがとうございます!DDの夏輝くんお気に入りなのでいつかどこかで登場させられたらなって思ってたのでそう言っていただけて嬉しいです!こちらこそ引き続きよろしくお願いします^^ (2021年9月14日 23時) (レス) id: 2f6d0c373f (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななさんのお話、どれも好きでお気に入りなんですが、まさかDDの夏輝くんにまた会えると思ってなかったのでドキドキしました!これからま楽しみにしております! (2021年9月13日 22時) (レス) id: 424267ac8b (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - annaさん» こちらこそ更新遅くなってしまい、すいません汗 ちょっと不安だったのでそう言っていただけて嬉しいです!またリクエスト募集開始しようと思ってるので機会があればぜひ^^いつもありがとうございます! (2020年11月3日 23時) (レス) id: 78a23214e8 (このIDを非表示/違反報告)
anna - 力不足なんて、全然そんなことないですよ!! ななさんのお話は全部お気に入りなんです! これからも頑張ってくださいね^^ (2020年11月3日 18時) (レス) id: e66310da4d (このIDを非表示/違反報告)
anna - 読むのが遅くなってしまいすみません汗 マネキンのことも入れてくださってとっても嬉しいです〜!! 今回も本当に素敵なお話です…(´v`) ありがとうございました! (2020年11月3日 18時) (レス) id: e66310da4d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なな | 作成日時:2020年9月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。