禪院真依に成り代わりました。２

49，渋谷事変2 ページ5

Side me



呪霊「殺したな！！」



呪霊が皮を突き破り変態する。



直毘人「成程。弱いハズだ。まだ呪胎だったというわっけか」



呪霊は空に浮き。手のひらから水を出していいる。


何の術式だ？水を操る…とか？多分違うけど


次の瞬間、大量の水が押し寄せる。私は勢いよく飛び、巻き込まれるのを回避する。



直毘人と呪霊が何やら言い争っている。というか呪霊の名前なんてどうでもいい。


呪霊ーー陀艮に全員で畳みかける。



コイツ、タフにも程がある。



直毘人「1級が2人も揃って祓えんとは、由々しき事態だな」



私も1級だっつーの。



直毘人「水の防壁か…同時に大技は出せるのか？呪力過多。


術式もまだまだ手数があるな。ならばどうする？」



そんなの決まってる。



直毘人「簡単だ。技を出す前に」



速度で潰す！！



全員で一気に畳みかけるが、ダメージがないように見える。


陀艮は空中に逃げ出すが，直毘人がそれを読み回り込んで叩き落とす。



直毘人が呪霊に攻撃をし続ける。術師の中じゃ1、2を争う速さだろう。私もそこに便乗する。



直毘人「ほう、この速さについて来られるのか」



『女は力がないからな。代わりに速さで負ける気はない！』



『！！』



陀艮の腹に呪印が浮かぶ。確か、これはーー



『は…』



なぜ？私だけ領域に閉じ込められなかった。まさかのぶっ飛ばされた。意味わからん。



振り向くと、そこにはコンクリートの壁。



『ヤバッ』



私は抜刀し、呼吸を整える。



『氷の呼吸 壱ノ型 氷舞』



型で衝撃を和らげ、着地する。



『どれだけぶっ飛ばされたのか』



というかなぜ私だけ領域に閉じ込められなかった？まぁいい。まずは戻らなければ。



私は呼吸を使い、全速力で駆け抜ける。元の場所に戻ると、人影があった。確かーー



『伏黒甚爾！！』



そして領域に穴が開く。ちょうどいい。



私は勢いよく飛び、伏黒甚爾と共に領域内に侵入する。



甚爾に真希の遊雲が奪われる。



恵「真希さん！！」



真希はただの力比べで負けたことに驚いているようだ。



『どうするかな』



今の甚爾はただの殺戮人形と化している。


この後どうなるんだっけ。ああ、クソッ。ダメだ。覚えてない。



『行くか』



陀艮に攻撃する甚爾に私も便乗し、畳みかける。速いが、ついていけないほどではない。



すると突然、甚爾は遊雲同士をぶつけ、先端を尖らせていった。その間も私は攻撃をし続ける。

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