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衣装はその雰囲気を壊さないようになりながらも相葉くんのは大きな踊りを引き立てるような作りになっていて
自分のは支えるように踊る際に綺麗に見えるような作りになっていると友人が豪語していた
撮影とチェックが進んでいく
みんな納得するまでやり込んで撮影が終了した
スタッフの感想を聞きながら自分たちもおもいおもいに話し出す
「うぅ…なんなの、健気すぎるあの踊りと演出がにくい…あの目線ずるいはく」
「おれ、もう松本が可哀想すぎてなぐさめたくなったわ」
「おま、大丈夫か？あれは演出だ現実と混同してっぞ、相葉さんのあの踊りと演出…かっこよすぎてしぬ」
「あの対になってるようで、片方が気づかれないのに支えてるって構図がもう…なんなの言葉にできない」
「相葉さんの踊りがぴったりでもう…松本さんの踊りのギャップにただただひれ伏したい…」
「うわ、みんな面白いね。こっちもいい出来になりそうでワクワクする」
「うん、疲れたけどやってよかった楽しかったし」
「色々とありがとう、潤ちゃんとできてよかった、ねぇ、打ち上げのあと飲み直そうよ」
「うん、こっちこそ相葉くんがいてくれてよかった思い入れの深いものになったよ」
わいわい騒ぎながらみんなでのんで、
作品が完成次第見たい人たちの上映会の日時を決めてから
解散となったので、ふたりで相葉くんの家で飲み直した
何気ない会話の中で相葉くんがポツリと聞いた
「ねぇ、前さ潤ちゃん寝れてなかったしたまにほんのたまに辛そうだったじゃん…最近減ったけどさ、あの頃なにかあったの？」
踏み込まないでほしいとお願いしていたことだったけど、自分にお酒と色んなことがあって変化が大きかったのか
何気なく答えられた
「うんとね、色々と悩んでたのどんなに頑張っても追いつけない人がいてさ憧れてて好きなんだけどたまにすごく苦しくてさ、おれ変だったの、今も昔も変なままだけどだけどまーとみんなとある人のお陰でちょっとずつ回復中かな」
短い時間でも濃い時間だった
「そうだったんだね、難しいことはおれには分かんないけど聞くことは出来るからね、その人は男の人なの？」
憧れの人が気になるのかなぁとふと考える
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作者名：消しゴムとボールペン | 作成日時：2018年8月30日 20時
