【S×J】俺にほんものをおしえてよ (ページ8)

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episode6 ページ8

「翔くんってさ、くるもの拒まずだけど、ふるときは絶対翔くんからで、翔くんから追いかけたりしないらしいけど、お前のことが気になったやつはみんなお前を追いかけずにはいられないでしょ翔くんも例外じゃないと思う」

「そうなんだ～そんなわけないじゃん俺魅力あんまないよ？でもなぁいま恋愛はいいし遊ばれるのもなぁ…いざとなったらお前を盾にしてやる」

「まぁ、潤がしたいようにやんな…おぉいざとなったらなんとでもしてやる」

この話はおわって、だらだらたわいもない話をして授業をやりすごす

きょうはナナは忙しいから、1人で歩いて門へと向かった

門でもたれかかっている1人の人がいた

みるのも不躾だしと通り過ぎようとしたら止められた

「ねぇ、さっきの人でしょ…」

ん？とゆっくり相手の顔をみるとさっきの櫻葉翔だった…

「そうだけどなんかよう？今からバスケしに行きたいしお遊びなら付き合ってる暇なんかないよ」

簡単に遊んであげるつもりもないし、元気もない

「…つれないね…俺櫻葉翔…１年4組…あんたは？」

くすくすと笑うこの男はやけに楽しげだ

「なんで知りたいの？」

はいそーですかと納得できるものでもなくて尋ねた

「とくに理由はないけど興味持ったから…」

「そっか…俺松本潤…２年5組」

「やっぱ先輩だったんだ…あんたぐらい綺麗なやつ同級でみたことなかったからさ…なぁ潤って呼びたい…いいか？俺のことは翔って呼べよ」

俺が綺麗だなんて変わってるな自分の方が綺麗なのに

「別にいいよ…俺も綺麗なやつだなって思ってた…しょおくん？これでいい？」

「呼び捨てでいいんだけどな」

距離を詰めてくる翔くんに落ち着かなくてその場をゆっくり去ろうとする

「じゃ俺いくから」

「だぁめ、俺も連れてけよバスケもうちょい一緒にいたらなんで潤のことが気になんのか分かるかもしんない」

近所の兄さんの我儘に似ててついゆるしてしまう

「まぁいいよおいで翔くん」

櫻井翔という男は色々と綺麗だという言葉が似合う男だとおもっていた

でも喋ってみると生意気で、我儘で、でも可愛くて新しいおもちゃを気に入った子供みたいだ

2人でバスケコートに向かいながらわたいもない話をする兄弟のこと、近所の兄さんのこと等しょうのくんは距離を詰めるのがうまい人だった

コートに着くと1人の男の人がいた

爽やかさが溢れるその人は背が高く、俺もしくは翔くんをみてなぜかひまわりのような笑顔を浮かべ翔くんの名前をよんだ