みんな違って。（Hikaru.I） (ページ9)

今日:1 hit、昨日:30 hit、合計:207,147 hit

9 ページ9

・

「んあ、、、糖分、、、」

予定通り、岩本さんと阿部さんの同級生コンビの情報を頭に叩き入れて。

脳が限界を迎えたので、チョコで糖分補給。

「、、、岩本さん、チョコ好きだってあったよな」

ふと、そんなことを思い出して、今書いていた岩本さんノートをめくって探してみる。

「あ、あった。あと、タピオカも好きなんだ」

見た目からは想像つかないくらいの意外性。

だからひーちゃんとか言われてる雑誌あったのかな。

「、、、あ。全部食べちゃった」

無意識に口に放り込みすぎたらしい。

朝に買ったチョコレートは全部無くなってて。

「喉乾いた」

チョコ独特の喉の渇きを感じて、ドリンクステーションに向かうことにした。

「え、なんか、自販機混んでる？」

思い立ったら即行動、ということでやってきたドリンクステーションは大きな男性がたくさんいて。

みんな私服だから、所属タレントさんかな。

なんて考えながら、バレない程度の端っこでみんなが終わるのを待つ。

「あ！茂木さん！」

平和にやり過ごすことは出来なかったけど。

「えっと、あ、さ、くまさん」

昨日まとめ上げた佐久間さんが気付いて声をかけてくれた。

「ごめん、何欲しい？今スノストジャンケンしてるから先に割り込んで代わりに買うよ！」

「えっ、いや、待ちますよ」

佐久間さんはしばらく空かないよあれは、なんて呆れてるのに楽しそうな目で話す。

「あ！朝ぶりやーん！茂木ちゃん！！」

向井さんにも見つかった。

っていうか、朝ぶりとか言うな。語弊がすごい。

その印に佐久間さんと岩本さんからの視線えぐいよ。

「、、、朝？」

「あっ！あの、コンビニに寄ったら向井さんに会ったってだけです！」

「にゃす！そういうことか〜」

なんとか佐久間さんを誤魔化して、目線に迷ったので自販機に目をやると。

「え、ガン見され、て、る？」

スノスト？のみなさんが私を見ていた。