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「え〜ふたりが良かったのにい〜」
「お、俺は！ みんなでも楽しいから嬉しいで！？」
偶然Snow Manさんの部屋の前を通りかかれば聞こえてきた佐久間さんと向井さんの声。
「…やっぱり残念な思いさせちゃうか」
心痛むどころじゃないけど、言ってしまったものは取り消せない。
そんなのアイドル時代に嫌という程味わってきたのに。
どこか、言ったことに後悔しそうになる。
「あのねえ！Aちゃん、苦渋の決断してくれたのよ？ 」
「マジで俺らで話しても断固拒否だったんだからな」
「え、ふっかさんと照にい、説得してくれたん？」
「そうだよね、ごめん」
「Aちゃんさ、Snow Manは今が大切な時期だって思ってくれてて。だからこそ、スキャンダルの種を身内で作るわけにはいかないってすごく考えてくれてんのよ」
めっちゃ考えて、佐久間とこーじのことも考えて間の策提案してくれたわけ、なんて深澤さんの言葉に少し泣きそう。
「…理解してくれるんだ」
もう私の事理解してくれる人なんていないと思ってた。
みんな敵だとしか思ってなかった。
「泣く前に編集戻ろう」
思ったより近くに仲間はいたみたい。
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「やっぱ、茂木さんって凄いんだね。同じアイドルしてたから注意しなきゃなところとか分かってるのかな」
「阿部ちゃんもそう思う？ ご飯会おいでよ。Aちゃんの大学また聞いてみれば？笑」
「それは魅力的かも。仕事なかったら行きたいな。佐久間もいるし」
「にゃ！ 阿部ちゃん、佐久間さんが暴走しないように見張っててくれるでやんすか！」
「まず暴走すんなよ佐久間！」
「照、ごめんって〜怒んないで〜」
「お前なんかにAのこと理解されてたまるか！」
「あ、照、Aちゃんの邪魔しちゃダメだかんね〜！」
「そんくらいふっかに言われなくても分かってるし！」
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「えっ！？ 岩本さん、急にどうしたんですか！？」
「仕事中ごめんね、佐久間と康二に靡かないでね。そんだけ」
「…え？ はい…？」
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作者名：なあちゃむ | 作成日時：2022年4月30日 0時
