偶然鼎立。（Ryohei.A）#2 (ページ5)

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ほんまに！？言うたで！？
と懐かしの関西弁で言質を取る向井さん。

「わかりましたよ。ただ、スーパー行きたいので閉店時間には間に合う様にお願いします」

そういえば、もちろんやで！なんて威勢のいいお返事。

「俺な、あっこの公園で撮りたいねんか〜、いい？」

そう言って首を傾げる姿は、亮平くんを彷彿とさせて。

イエスの返事をしながら、私、亮平くんのことファンじゃなくなってきたのかな、なんて少し怖くなった。

「Aちゃん！こっち向いて！そうそれ！次はぽけ〜ってするんやで！いやまだもうちょい！」

「えええ、、、」

「キメ顔得意やのになんで自然体苦手やねーん！！」

「関ジュのときキメ顔ばっかり撮らされたので、、、」

「今会いたいなあとか、喋りたいなあって人のこと教えてや？」

「え？今？」

「せやで、1人くらいおるやろ。、、、昨日で友達9人増えてんから」

「ん〜、、、」

亮平くんともう少し話してみたいなあ。

たしか、ハーフアップが好きって雑誌で言ってたから明日からはそうしようかな。

亮平くんに尊敬されなきゃタイプに入れないよね。研究頑張って尊敬されたいなあ。

「Aちゃん、聞こえとるけどな」

「その気持ち見失わずに育ててあげよ」

「困ったら俺のとこおいで。話聞くくらい俺でも出来るから」

「え、、その気持ち、とは？？」

「え？ Aちゃん、阿部ちゃんのこと好きなんやないの？」

「好き、、、好きってなんでしたっけ？」