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電車組で駅に向かい、並んで歩く。
今をときめくアイドルたちがこんな風に歩いてていいのか、、？
少し疑問だけど、本人が良いのならば放っておこうかな。
いつもは愛ちゃんと2人の帰り道。
今日は、お姉ちゃんと予定があるって先に行っちゃったから宮舘さんとラウールさん、佐久間さん、りょうさんと歩く。
他の人はお仕事あるんだって。
「ねえ、Aちゃん。愛ちゃんさんといて疲れちゃったりしないの？」
沈黙を破ったのはラウールさんで。
「、、、へ？」
思いがけない質問すぎて、まさに鳩が豆鉄砲を食ったような感じ。
「だって、真逆だから、しんどかったりしないのかなあって。、、、今日のもつもつくんのダンスの意見とか」
もつもつくん、、、あ、岩本さんか。
本当に呼んでるんだ、それ。
「んん、、、そりゃあ出会ってすぐは、なんで話しかけてくるんだろう、真逆なのにって思ってたけど」
「やっぱり姫でもそう思ってたんだ。佐久間に似てるよねあの子」
宮舘さんもそういってて。
ああ、やっぱりそう見えるんだって感じる。
「愛ちゃんが言ってくれたんです。正反対ってことは補い合えば最強なんだから、仲良くして最強を一緒に目指そうよって」
「あべさくって、そういうもんでしょ？ そう言われた時に私は愛ちゃんを、愛ちゃんは私を見捨てないって誓ったんだと思います」
「「え、俺たち？」」
お互いの推しであり、目標とするコンビがあべさく。
そう言って、愛ちゃんと切磋琢磨してきて。
「本当は惨めなだけだからダンスも歌も、演技だって辞めようとしてました」
「愛ちゃんは私を知ってたみたいで、引き戻されたけど」
それに、同じだけの苦労を重ねた相手でもある。
「場所は違えど、同じ立場を経験してるので、辛さや苦しみ、葛藤はお互いが1番わかります。だからこそ、考えることも同じだから、しんどくないのかなあ」
答えにはなってない気がする。
けど、今の私のベストアンサーは多分これ。
「愛ちゃんが大好きだからしんどいと思うことは一生かけてないです」
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作者名：なあちゃむ | 作成日時：2021年11月6日 4時
