偶然鼎立。（Ryohei.A）#2 (ページ14)

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『今日突然だったのにありがとう』
『楽しかったです』
『もし嫌じゃなければまた誘ったりしてもいい？』

家に帰ってきて、携帯を見ればりょうさんからのそんな通知。

『家に着きました。こちらこそありがとうございました。すごく有意義な時間でした！また是非お願いします』

気になる人からの連絡に浮き足立って返信をする。

こんな感覚、久しぶりだなあ。

『やっほ〜A！明日SnowManさんとダンスレッスンで、この前のところだって〜！』

『14時かららしいけど、学校？』

少し余韻に浸っていると、愛ちゃんからのそんな連絡。

「えっと、スケジュール帳どこだ、、、」

急いで学校から持って帰ってきた鞄を漁る。

「あった、明日、明日、、、」

明日の予定を確認してから愛ちゃんに返事を出す。

『ごめん、明日講義が15時までだあ』

『あちゃ〜17時までだけど、おやすみ？』

『いや、遅刻で行こうかな、、、遅刻しても意味あるかな？』

『愛さんひとりで岩本さんの振り手直しはキツいから意味ある！』

『じゃあ、終わり次第ダッシュで向かうね！』

そんな会話をして、今日の余韻に浸る。

「りょうさん、私服もかっこいいんだよなあ」

「お支払いとかもスマートに済ませてくれて、素敵だったなあ」

「意外と話し出せばお話上手でたくさん聞いちゃうし」

たくさんの良いところを知れた1日だった。