偶然鼎立。（Ryohei.A）#2 (ページ13)

今日:22 hit、昨日:15 hit、合計:47,450 hit

63 ページ13

・

すっきりした状態で御手洗いから出て。

「りょうさん、すみません、、、」

お待たせしました、と声をかければ眉間に皺を寄せたりょうさんの表情が和らぐ。

「あ！もう大丈夫！？良かったあ」

そこからはSnowManのみなさんからの私と愛ちゃんの評価(？)を聞きながら部屋に戻り。

ご飯会を再開した。

「あのさ、人酔い、じゃないでしょ？」

「え？」

「いや、Aちゃん待ってる間に考えてたんだけど」
「アレルギー、じゃないの？」

鋭いだろうと思っていた人は予想よりも鋭く。

「まあ、そうですね、、、すみません」

当てられてしまっては、隠せない。

「え、なんで謝るの？俺が覚えてなかったのがいけないんだよ？」

「いや、こんな身体でご迷惑かけてるのは重々承知なので、、、」

そのあと、お店を出るまでずっとこんな身体とか言わないの！って怒られた。

「そういえば、お話あったんじゃないんですか？」

「ほえ？ないよ。強いて言えば、、、大学院通ってたけど理系だったから、文系事情知ってみたいくらい？」

「へ？？」

どうやら、話などはなく、純粋なご飯会だった模様。

「なら、もっとオシャレした日にすればよかった、、、」

「え？十分オシャレだと思うよ？俺その服とリンクコーデしたいもん」

「お世辞はいいです、りょうさんのばかあ、、、」

「うえぇっ！？俺！？なんかごめんね？」

「、、、許しますけどあざとい警察呼んできます」

「ちょ、なんでなんで！！笑」

なんだかんだで、後悔もありながら楽しいご飯会だったはず。

「ねえ、ほんとに気をつけてね！？事故らないでね！？」

「私、免許取ってもう6年です！大丈夫です！」

ぜっっっったいに家着いたら連絡してね！？なんて言うりょうさんに、過保護か、と思いながらもわかりましたと告げてバイクを走らせる。

「りょうさん、今日はありがとうございました。楽しかったです。また、お願いします」

そう告げて、りょうさんの元を離れた。