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40、聖陽オリベスク ページ41

そして数日後…

「これが聖陽オリベスクかぁ…」

『こんなに大きな聖堂があるんですねぇ…』

「登れるけどな」

『やんないでくださいね!?』

準備が整った私達は第一の大聖堂前に立っていた。

第一はシスターや神父さんが多いと聞いていたけれど、
ここまでとは…

大聖堂大きすぎて首もげそうなんですけど…!

え、私がチビ?
…うるさい誰だそんなこと言ったやつ。表出ろや。

…コホン。お口が悪ぅございましたわね。

あ、そういえば風邪の話をしてませんでしたね。

私、今朝の熱は37度2分です。

微熱ですね、はい。今はもうちょいありそうです…

でも第一には行きたかったし、マキさん1人じゃ不安なので、熱なしの元気な感じを装ってついてきました。

結構、辛いけど…

「………チッ、タリィなぁ」

「僕なんかが神聖な第一に入っていいのかな…」

後ろを向くと、第五と第二の隊員さんが1人ずつ。

第二は火華大隊長のコネらしい。顔広いなぁ…

それにしても、このメンバー個性強いな…

『ゴホッゴホッ』

うぇ、喉痛い…イガイガするなぁ…

薬切れたかな…予備持ってきてないんだけど。

ちょっと面倒くさい手続きを足早に終わらせて、私達は今、大聖堂に繋がる廊下を歩いています。

もう3分くらい歩いているのに、全然先が見えないんですよねあら不思議。

そろそろ熱上がってきたかもな…ボーッとする。

『大きすぎません?ここ。…うちの何倍ですかね』

「比べるのやめろ?…でもすげぇよな」

シンラさんとそんな話をしていると、廊下の窓側に背の高いローブを纏った男の人が見えてきた。

「テメェらが研修の新人か」

その人はヘッドホンをかけた首を動かして、私達を見回した。

だが、高身長の人がこうすると見下されている感じがしてたまらない。

自分がチビだということを再認識してしまうのだ。

「ったく。どうせクソみたいなクソしやがんだろ。クソかよクソが!」

「何だと?」

酷い言いようだ…………その内嫌われますよ?

「待て。別に、クソをクソって言ってるだけだ」

『エ』

クソがクソでカリがホソで…

え? え? え? どゆこと?

考えると少し頭痛がしてきたので放棄した。

「???」

アーサーさんも分かっていないらしい。

え、私アーサーさんと同じレベルですか…?

嘘…虚しい…

41、無愛想なボッチタイプ→←39、第一潜入調査編突入!



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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時

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