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36、蟲の資料 ページ37

『てか、こんな近くにあったのね…』

気づかなかったことに自分でも呆れてしまう。

『さて、研究資料があるといいんだけどなぁ』

ないと中隊長にボコされちゃいますからね…

アーサーさん直伝のピッキング(という名の鍵破壊)を使って中に入り目ぼしい資料に目を通していく。

『ん?これって…』

5枚目の資料を読んでいると、

『…嘘』

パサリ、と資料が床に落ちる。

その資料にかかれていたのは…

焔ビトの体内から蟲のような物が出てきたということ。

そして、その蟲を使い、焔ビトを作り出している人が
いる可能性が高いということだった。

人工的に焔人を作り出しているというのもあれだが、
私は蟲の方に心当たりがあった。

『この、蟲って…まさか…』


考え事をしていれば勢いよく扉の開く音。
咄嗟に振り向けば、いたのは中隊長とマキさんだった。

「アオイ!ここに居たのか」

私は床に落とした資料を拾った。

『中隊長、お疲れ様です。…これを』

そう言って先程まで読んでいた資料を渡す。

「これは…【人体発火についての研究データ】?」

『少し読みましたが、色々書いてありました。…少々、衝撃的な事も』

「そうか。…シスターは奪還した。帰るぞ」

『はい』

”救出”ではなく”奪還”と言うところが実に中隊長らしい。

「アオちゃん、怪我は!?」

ガバッと肩を掴まれたと思うと、マキさんの顔が目の前にあった。

これマキさんが男だったらラブシーンになるな…
という我ながらどうでもいい考えが頭をよぎった。

『この通り元気ですよ〜』

特に痛む所はないのでそう笑ってガッツポーズをした

「よかったぁ〜」

「おい、置いて行くぞ」

その時、中隊長の鬼軍曹声がこだました。

「ま、待ってください〜」

マキさんはこの声に弱いらしく、私の手を引っぱって中隊長の方へと走っていった。

37、BBQ大会だ〜♪→←35、資料室はどこ?



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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時

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