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44、病人や私 ページ45

次に目が覚めたのは、何やら病室のようなベットの上

額を触ると、氷水の入った袋が置いてあった。

そして何故か腕には点滴。

まんま病人やん私。

力の入らない体を無理矢理起こし、枕を使って寄り掛かりをつくる。

心なしかさっきより少しは良くなった気がする。

『ここは…ゴホッゴホッ』

倒れたんだよね、私。

マキさんに心配かけちゃったなぁ。こうなるんなら来なければよかった…。

それにしても、ここどこでしょう?
第8にはこんなところないですしねぇ…

どうやら帰ってきた訳ではないらしい。

なら、私だけ第一に置いていかれたのか。

あの後誰かがここまで運んでくれたのかな?

その時、扉がコンコンとノックされた。

『どーぞー』

「起きたか。調子はどうだい?」

『えと、まぁ。先程よりは…』

入ってきたのは白衣に身を包んだお医者様。
…ではなく、バーンズ大隊長だった。

え、マジ?大隊長直々のお出ましとは…

私は内心で白目を剥いた。

「確かに、少し顔色が良くなったな。…マキ隊員から話は聞いたよ。ゆっくり休むといい」

『あ、ありがとうございまsーゲホッゴホッ』

あー畜生。お礼もまともに言えないなんて…情けない

てか今回咳すごいな…喉も痛いし…喉風邪?

ふと窓の外を見ると、もう日が沈みかけていた。

流石にマキさんは帰ったかな…

早く治して謝らないと!
【病は気から】って言いますしね!!

「そういえば、第八の2人がとても心配していたよ。
起きられるようになったら、顔を見せに行くといい」

え、シンラさんとアーサーさんが…?

…あそっか。お2人が来てから風邪ひいたのは初めてでしたっけ?

そりゃ心配されるわ。第八に来た当初は、もう少しで
医療専門の第六に連れて行かれるとこでしたもん。

あれはビックリした…

「私はこれで失礼するよ」

バーンズ大隊長らそう言ってパタリと扉を閉めると出て行ってしまった。

なんだかお父さんと話した気分です…不思議。

まぁ、もうお父さんと話した時の感覚なんて忘れてしまいましたけれど。

45、やっほージョーカー→←43、風邪ぇ…



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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時

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