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29、第五のお姉さん ページ31

「アオイ!?」

『こうなると思ったからついてきたんです。シンラさんは優しすぎるからこーなっちゃうんですよ?』

「そ、それは…」

『言い訳無用!!時には心を鬼にしてください』

モゴモゴと言い訳をするシンラさん。

全く、甘すぎる慈悲は身を滅すんですから…
気をつけて欲しいものです。
 
ところで…


『第8の管区にどんな御用ですか?第5の皆さん?』

さっきから視線が痛くてたまらないんですが…
まるで観察対象を見る目…

リヒトさんでももうちょいマシですよ…

そう言うとビルの屋上から飛び降りてきた第5の大隊長らしきお姉さん。…わぁ、美人だなぁこの人。


「なんだ小娘。気付いていたのか…私は第五特殊消防隊大隊長、プリンセス 火華。
この焔ビトは第五で処理する。」

「第五の…大隊長…?」

シンラさんが聞き返す。
そっか、シンラさんは第5のことあんまり知らないのか。

第5特殊消防隊大隊長、プリンセス火華。

灰島出身で、焔人のデータを売って出世した人物。

噂では、第5全体がこの人のハーレムなんだとか…
いや、納得できるかも…


でも、大隊長直々の出陣とは…珍しいなぁ。

それだけ言葉を話す焔ビトは貴重なのでしょうか?


そんなこんなを考えていると、第五の人間が焔ビトを取り囲み、一瞬で取り押さえた。


「ナンナンダヨイキナリ!!放セ!!!」

「連れて行け。」

「はっ!」


火華大隊長がそう言うと、焔ビトは隊員達に足早に連れて行かれてしまった。

こ、これぞプロの技…!!


「待て!!そいつは第八で鎮魂する!!横から出てきて勝手なことしてんなよ!!」


それを見たシンラさんはそれを止めようと火華大隊長に近づく。

あぁぁ…シンラさんは火華大隊長の能力を知ってるの?


「私は大隊長だぞ。歯向かう気か?」


「俺の上官はあんたじゃない!!」


そう叫んだ瞬間、シンラさんは地面に倒れてしまう。

ヤッパリ知らないよね…火華大隊長の熱湿疹。

「…え?」

30、熱湿疹…重い!→←28、救い用のないクズ野郎



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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時

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