えっ。急過ぎるんだけど…？ 38 ページ6
〜瞬side〜
「いやー！すまんな、急に呼び出して！」
「そう思うんだったら呼び出すなよ……。はぁ……。」
電話から3分。急いで学校に戻って猫ジィの元に行くとすぐにそう言われた。
「……で？僕を呼び出した理由はなんなの？」
壁に寄り掛かって、そう問いた。
これで大したこと無い理由だったら隠してるストックのお酒全て投げて粉々にしてやる。
そんな呑気なことを考えながら問いた。
しかし、猫ジィから出た言葉はそんな軽々しいものではなかった。
「ああ、Aの事でちょっとな……。」
…………A？
「Aがどうかした？」
「うむ……。最近、無理をしているように見える。」
僕は素直に黙りこんで、猫ジィの話に耳を傾ける。
「あの事からもう大分経つが、まだAの心と体には傷が残っている。だから、充分気を付けなさい。」
「…………わかってるよ。そんなこと。」
ボソッと言って強く手を握りしめた。
……ああ、嫌だ。
思い出すだけでもおぞましい憎悪と当ての無い悲しみが沸き起こる。
あいつに……、Aに起きたあの悲惨な問題は僕らは忘れることはない。
いや、忘れることが出来ないだろう。
“《っ!!A!?どうしたんだよ!その怪我!!》“
“《な、んも……ないよ。ちょっと、ころん、っで…》“
「…………。」
“《お前、ウゼェんだよ!!!》“
“《や、めて……!!いた、い……、っぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!》“
「…………っ。」
“《……ごめ、ん…な、さ……。》“
“《Aっ!!!》“
「っく……！！」
目眩と吐き気が僕を襲い、しゃがみ込んでしまう。
「お、おい…！大丈夫か？」
「あ、あぁ…。ごめん、ありがと。」
猫ジィに手を借りながら立ち上がる。
途端、ほんの僅かだが、何か悪い予感の気配が感じた。
まるで、Aに危険が迫っていることを知らせてくれているような何かが。
「……とりあえず、充分気を付けるよ。じゃあね。」
「ああ。……お前も気を付けるんだぞ。」
………なんか、嫌な予感がする。
そう思って、来た道を戻って猫ジィの元を後にした。
どうか、この予感が当たって無いことを願って。
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Ayame(プロフ) - 月永玲美＠レオ難民さん» ありがとうございます！ (2018年2月11日 15時) (
レス) id: 1c746f653b (このIDを非表示/違反報告)
月永玲美＠レオ難民(プロフ) - Ayameさん» いえいえ、大丈夫です！友達申請、送りますね！ (2018年2月11日 15時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - 月永玲美＠レオ難民さん» コメント遅れてすみません！はじめまして！本当ですか！？(笑)それはびっくりですね(苦笑)私でよければお友達になりたいです！ (2018年2月11日 14時) (レス) id: 1c746f653b (このIDを非表示/違反報告)
月永玲美＠レオ難民(プロフ) - Ayameさん» 初めまして！夢主ちゃんの誕生日が私と一緒で……ビビりました（笑）良ければ…お友達に、なりませんか？返信、待ってます！ (2018年2月9日 17時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
新橋浅葱(プロフ) - Ayameさん» ありがとうございます！！描けたらURL送りますね。 (2018年2月8日 18時) (レス) id: edfaf732fa (このIDを非表示/違反報告)
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