えっ。急過ぎるんだけど…?35 ページ3
〜Aside〜
「ねぇ、相模原さん。」
「私達のために、消えてくれる?」
その人は笑顔でナイフを私の首筋ギリギリに突き付けながらそう言ってきた。
一体、私が何をしたというのだろうか___。
──20分前──
「っだぁぁああ!!今日も疲れたぁぁ……。」
『ちょ……瞬、近所迷惑……。』
いつものように、皆でのんびり話ながら帰っていた。
そんなとき、誰かの携帯が鳴り出した。
「誰のだ?」
「あ、すいません!僕です!」
瞬の携帯だったようだ。
瞬は携帯の画面を見ると、顔をしかめた。
「ゲッ。猫ジィだ……。もしもし!」
少し待っていると、すぐに瞬は電話を切った。
「ごめん!猫ジィに呼び出されたから行ってくる!先に帰っててー!」
『おっけー……。』
私は研磨の隣を歩く。
ここで、瞬に着いていっていたら良かった。何て思ってしまった。
何処かから、二度と聞きたくもない笑い声が聞こえて耳を疑った。
き、聞き間違え、でしょ……。空耳……
そう思いながらも、念のため……。と声がした方を見てしまった。
……どうやら、聞き間違えでは無かったようだ。
『……えっ。何、で……。』
何、で……ここに……!?お願い、私に気付かない、で……。
私は声出さずに、身を潜める。
どうか、あの人たちが私に気付かずに過ぎ去って行くことを願う。
だが、そんな願いを神様は叶えてくれなかった。。
「あー!あっれぇー!?Aちゃんじゃなぁい!!?」
……見つかってしまった。でも、まだ……!
「あら、本当じゃない。」
「マジでー!?」
そう思ったが、一人に見つかってしまえばもうおしまいだ。
「Aちゃーん!やっほぉー!」
その三人は、こちらやってきた。
『こ、こんば、んわ……。』
「あれ?Aちゃんの知り合い?」
何処からか、ひょっこりと顔をだした黒尾先輩が話しかけてきた。
『っ、えっと……ち、中学、のどうき……』
「みゆたちぃ、親友なのぉ〜!」
みゆと言った子は、わざと私の声に被さるようにそう言った。
そうなのか?と黒尾先輩だけじゃなくて他の先輩たちも訊ねてきた。
ちらっと、女子たちの方を見るとニコニコと笑っている。
『う、ん……。そ、だよ……。』
弱虫。この人たちに、逆らうことが出来ずにそう言ってしまった。
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Ayame(プロフ) - 月永玲美@レオ難民さん» ありがとうございます! (2018年2月11日 15時) (レス) id: 1c746f653b (このIDを非表示/違反報告)
月永玲美@レオ難民(プロフ) - Ayameさん» いえいえ、大丈夫です!友達申請、送りますね! (2018年2月11日 15時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - 月永玲美@レオ難民さん» コメント遅れてすみません!はじめまして!本当ですか!?(笑)それはびっくりですね(苦笑)私でよければお友達になりたいです! (2018年2月11日 14時) (レス) id: 1c746f653b (このIDを非表示/違反報告)
月永玲美@レオ難民(プロフ) - Ayameさん» 初めまして!夢主ちゃんの誕生日が私と一緒で……ビビりました(笑)良ければ…お友達に、なりませんか?返信、待ってます! (2018年2月9日 17時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
新橋浅葱(プロフ) - Ayameさん» ありがとうございます!!描けたらURL送りますね。 (2018年2月8日 18時) (レス) id: edfaf732fa (このIDを非表示/違反報告)
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