えっ、急過ぎるんだけど…？43 ページ15
〜Aside〜
10分寝坊してしまったが、朝練には充分間に合うだろうと思い、大急ぎで支度をした。
教科書などの荷物は学校のロッカーに入っているから、筆箱とお弁当が入っているカバンを持つだけだ。
『行ってき、ます…！』
「行ってらっしゃーい！」と笑顔で手を振るお母さんを背に、家を飛び出した。
『えっ…』
すると、目の前に…
「おはよっ、Aちゃん！」
凛華が立っていた。
『……なん、で？いつもなら、この時間…て、寝てるよね…』
「んー、そーなんだけど〜…。今日はたまたま早く起きれてさ！どうせなら、このまま支度してAと一緒に行こっかな〜って思って！…迷惑だった？」
『め、迷惑なんかじゃ…！！』
顔と手を横にブンブンと振ると、凛華は花が咲いたように笑顔になって腕を組んできた。
「えへへ〜、久しぶりのAちゃんだぁ〜！！」
顔をスリスリと腕につけているのは見なかったことにしよう…と、心に思いながら腕時計を見た。
『あ、朝練のお手伝、い…早くしに行きたいから…』
「あ、そうだね！急げ〜！！」
あっ、腕は離してくれないんだ…
＊＊＊
「おっはよー！」
『お、おはよう…ございま、す』
体育館のドアを開けると、既に部員たちが準備を大方終わらせて練習を始めていた。
「お！Aちゃーん、おっはよ〜。んで、そいつは？」
1番近くにいた黒尾先輩が挨拶を返してくれながら、凛華を指さしてきた。そういえば、初対面だったようだ。
『えっと、…』
「はじめましてー！Aちゃんの大親友！凛華ちゃんでーっす！」
私が紹介しようと口を開けたと同時に、凛華自らで自己紹介を始めた。
「…大親友…ってことは、昨日の人達とも仲いい…？」
「きのー？誰が？？」
ひっそりと黒尾先輩の横にいた研磨が話に入ってきた。
『あ、…あ、いや…！』
「えっと、朱里って」
この流れだと、昨日の事が凛華にバレてしまう…！迷惑掛けたくない…！！でも、なんて言って切り替え…
「先輩！早く練習始めましょう！皆待ってますってー！」
「あっ、いけね。おーし、始めるぞー！」
ほっ……瞬が機転を利かせて、話の流れを切ってくれた。
「……ま、いいや…。」
研磨も興味を失ったようで、スタスタとコートへ行ってしまった。
…何とか、切り抜けられた…
と、思ったが…
「ねぇ、Aちゃん…？？」
『ひっ…！！』
目が笑ってない凛華が待っていた…
続く (更新停止中)
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Ayame(プロフ) - 月永玲美＠レオ難民さん» ありがとうございます！ (2018年2月11日 15時) (
レス) id: 1c746f653b (このIDを非表示/違反報告)
月永玲美＠レオ難民(プロフ) - Ayameさん» いえいえ、大丈夫です！友達申請、送りますね！ (2018年2月11日 15時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - 月永玲美＠レオ難民さん» コメント遅れてすみません！はじめまして！本当ですか！？(笑)それはびっくりですね(苦笑)私でよければお友達になりたいです！ (2018年2月11日 14時) (レス) id: 1c746f653b (このIDを非表示/違反報告)
月永玲美＠レオ難民(プロフ) - Ayameさん» 初めまして！夢主ちゃんの誕生日が私と一緒で……ビビりました（笑）良ければ…お友達に、なりませんか？返信、待ってます！ (2018年2月9日 17時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
新橋浅葱(プロフ) - Ayameさん» ありがとうございます！！描けたらURL送りますね。 (2018年2月8日 18時) (レス) id: edfaf732fa (このIDを非表示/違反報告)
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