Jealousy…? ページ8
お風呂から上がり
誰もいないリビングを横目にキッチンへ向かう
氷水を作って飲みながら
ドライヤーのあるソファの元へと歩いてくと
「…ックリしたぁ…何してるん?」
ドライヤー抱えてソファに寝転んだ大ちゃんが
天井をボーっと見つめとって
ソファの背に隠れてたもんやから
視界に入った途端に目が合ってほんまに心臓止まるかと思った
大「…ん」
「あ、はい、お願いします」
無表情のままコンセントに指してソファをポンポン叩き『はよ座れ』と訴えかけてくる
ブォーと音を響かせながら慣れた手つきで髪を撫でる大ちゃん
その手はいつもよりも少し雑で…
「あ、終わり?ありがとぉ」
大「ん」
いきなり終わりを告げた
さっきから『ん』しか言うとらん
眠いんかな…?
でも、それはそれでなんなちゃう気がする
「…もう寝るやんな?」
大「…ぉん」
あ、寝るんやね
「おやすみ」
大「…」
……??
「大ちゃん?」
大「ん?」
「ぁ、おやすみ」
大「…」
……は?
「お･や･す･み」
大「…」
え、なんなんこいつ
じっと目を見つめたまま、『おやすみ』に対してだけ無視するんやけど
「寝ぇへんの?」
大「いや」
「…じゃぁ…おやすみやんな?」
大「…」
段々と見つめてくるその顔に腹が立ってくる
こんのクソがきんちょ…なんやねん…歯多いくせに
「…なに?」
大「寝る」
「ぉん」
大「…はよ」
…………？
「はぃ?」
大「せやから、はよ」
「え、待って何が?」
大「だぁぁぁあもー!!」
ずっと真顔で無視を決め込んでくるんやと思えば
いきなり雄叫び上げて頭かきむしる大ちゃん
遂に気がふれたか…?
大「や･か･ら!!」
「…」
大「……一緒に寝よーや」
「…」
あ、そういうこと。
一緒に寝よってことやったんか、ははーん、なるほど
なるほどね…一緒に寝よーやね…
「んぇ!?一緒に寝よーや!?!?」
大「うるさｯ!!わざわざ復唱すんなドアホ!!」
耳まで真っ赤にして突っ込んできた大ちゃん
きっと私も負けずに顔が赤いんやろうけど…
「ぇ、待ってどこで?誰が?誰と?!」
大「は?なんなん?めんどいやつやな」
「ぇ、なに」
大「俺とお前がに決まっとるやろ!!ボケェ!!
部屋はどっちの部屋やって一緒やわ!!ドアホォ!!」
そう言って真っ赤な顔を隠すように大ちゃんの部屋へと足早に消えていく
ぇ…これって着いてくってことやんな…?
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なりみっちぃ(プロフ) - mokaaさん» こちらこそまた読んでいただきありがとうございます！まだ書いたことの無いたくさんの大ちゃんを描けるように頑張ります!!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2020年8月19日 0時) (
レス) id: 38fba0dcbd (このIDを非表示/違反報告)
mokaa(プロフ) - 続編ありがとうございます！楽しみができて嬉しいです！大ちゃんが甘えてるところとか男らしいところとか嫉妬してるところかもみたいです^ ^ (2020年8月15日 18時) (レス) id: ed877d8678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なりみっちぃ
| 作成日時：2020年8月15日 17時
