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「あ、あの、さっきはコレありがとぉ」
大「出店の子か、自分Aって言うんや」
「ぉん、1組の佐々木Aです。重岡大毅くんやんね？ほんまにありがとぉね」
ニカッと笑うと笑窪が浮かび上がる重岡大毅くんにお礼を伝えてると、さっきまでそこにおった友達は居なくなっとって
変わりに…
男1「うわ！しげが女子とイチャイチャしてるわ！」
男2「ほんまや!!笑」
男3「しげヤラシイなぁ〜笑」
さっきまで彼と一緒に騒いでいた男子たちが囃し立てに近ずいてきていた
大「はぁ?そんなんちゃうし！」
「あ、ごめんね、もう行くね」
大「ん、ほんならまた」
「ぉん、重岡くんありがとぉ」
なんだか、申し訳なくなって切り上げようと
もう一度お礼を伝えて教室に戻ろうとすれば
大「あのさ」
「ん？」
さっきよりも少し大きめの声で引き止められた
大「いや…あのー…そのぉ…」
「なにぃ？どしたん？」
大「あ、いや、大したことやないんやけど…」
急にモジモジして言いずらそうに言葉を濁す彼
目が行ったり来たりと揺れる中、何か伝えようと言葉を探す彼を待つ
大「重岡くんって…やめてくれへん？」
「え？」
大「あ、いや！ちゃうで!!
嫌とかやないんやけど…重岡君なんて呼ばれ慣れてへんし!!何より長いやろ!!呼びにくいやろ!!やから…」
「あははっ笑」
大「なッ！何がおもろいねん!!変なやつやな!!」
「ごめんごめん笑 」
あまりにも早口で必死に伝えるもんやから面白くて
真剣な表情からは想像もできひんほどの可愛らしいお願いについつい笑ってしまった
「ん笑 わかった、重岡くん」
大「いや、呼んでるやん笑」
「ふふ笑 教科書ほんまにありがとぉね」
大「ぉん。ええで」
「じゃあ、またね、『大ちゃん』!!」
大「だっ!?//////」
目を見開いて、真っ赤に染まる彼の姿は走って戻る私の目には映らなかった
教科書に乱暴に書かれた『重岡大毅』の文字を思い出す
『大』だけ異様に大きく書かれてて存在感ありまくりで…笑
『大』を大きく書いちゃう『大ちゃん』
その時はほぼほぼノリで呼んだだけやったのに
「大ちゃーん!!」
大「なにぃA」
「なんで見てもないのに分かるん」
大「お前しか呼んどらんからのぉ」
「そっか…じゃあシゲー」
大「…気持ち悪っ!!笑」
気づいたら『大ちゃん』呼びが定着してた
後々、その呼び方がお互いの中で優越感に変わるなんてこの時の2人は知る由もない
終わり
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なりみっちぃ(プロフ) - mokaaさん» こちらこそまた読んでいただきありがとうございます！まだ書いたことの無いたくさんの大ちゃんを描けるように頑張ります!!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2020年8月19日 0時) (
レス) id: 38fba0dcbd (このIDを非表示/違反報告)
mokaa(プロフ) - 続編ありがとうございます！楽しみができて嬉しいです！大ちゃんが甘えてるところとか男らしいところとか嫉妬してるところかもみたいです^ ^ (2020年8月15日 18時) (レス) id: ed877d8678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なりみっちぃ
| 作成日時：2020年8月15日 17時
